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生理の血の塊が大きい・毎回出るのは大丈夫?

記事,生理婦人科,生理,血の塊,生理の悩み,子宮筋腫

生理のたびに大きな血の塊が出て、量や大きさに驚いた経験はありませんか。「これは普通の範囲なのか、それとも病気のサインなのか」と不安になる方は少なくありません。

この記事では、血の塊ができる仕組みと大きさの目安、毎回続く場合に考えられる病気、受診を検討したいタイミングまでまとめて解説します。

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尾崎 功治

記事の監修

尾崎 功治 医師

北京大学医学部卒業後、中国医師免許・日本医師免許を両国で取得。帰国後、都内大学病院・総合診療科常勤医として勤務し外国人患者に特化した診療・医療インバウンドに従事。現マーチクリニック院長として外国籍患者の診療や医療インバウンドを行う傍ら、前職エンジニアで現在も医療アプリの開発・コンサルテーション等、医療分野における事業展開のサポートに携わる。
【所属学会】
日本美容皮膚科学会・国際臨床医学会所属
マーチクリニック

生理で血の塊が出る仕組みと大きさの目安

要点: 血の塊が混ざるのは主に経血量が多いことによるもので、まずは大きさの目安を知っておくことが不安との向き合い方につながります。

血の塊ができる主な原因

経血は本来、子宮内膜がはがれ落ちる際に酵素の働きによって固まりにくい状態に保たれているとされています。しかし経血量が多くなると酵素の分解が追いつかず、一部が固まったまま排出されることがあり、これが血の塊として現れると考えられています。

経血量が増える背景には、ホルモンバランスの乱れや子宮内膜が厚くなりやすい体質、冷えによる血流の滞りなどが挙げられます。

「大きい」と感じる血の塊の目安

  • 500円玉程度の大きさ:経血量が多い日に見られやすい範囲
  • レバーのような塊が複数:量の多い日にまとまって出ることがある
  • 5cm以上の塊が続く:量・頻度によっては受診を検討したい目安

毎回同じように出る場合の考え方

血の塊が経血量の多い日だけに限られ、大きさや頻度が月によって大きく変わらない場合は、体質による範囲であることも少なくないとされています。一方で、毎回大きな塊が続けて出る、量がどんどん増えているといった変化がある場合は注意が必要です。

血の塊が大きい状態が毎回続くときに考えられる病気

要点: 大きな血の塊が習慣的に出る背景には、経血量を増やすことがあるとされる子宮筋腫や子宮腺筋症などが隠れている場合があります。

子宮筋腫・子宮腺筋症

子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、できる場所や大きさによって経血量が大幅に増え、血の塊が出やすくなることがあるとされています。子宮腺筋症も子宮の筋層に子宮内膜に似た組織ができる病気で、同様に経血量の増加や強い生理痛を伴うことがあります。

子宮内膜ポリープ・子宮内膜症

子宮内膜ポリープは子宮内膜の一部が増殖してできる良性のできもので、不正出血や経血量の増加につながることがあるとされています。子宮内膜症は本来子宮内膜以外の場所に内膜に似た組織ができる病気で、強い痛みとともに経血量が増える場合があります。

女性ホルモンの分泌異常

排卵が起こりにくい状態が続くと子宮内膜が厚くなりやすく、経血量が増えて血の塊が出やすくなることがあるとされています。ストレスや急激な体重変化、甲状腺機能の乱れなどが背景にある場合もあります。

血の塊が大きいと妊娠の可能性を考えるべきケース

要点: 血の塊を伴う出血は着床出血や妊娠にまつわる出血と似て見えることがあるため、時期や量の違いから見分けることが大切です。

着床出血と生理の血の塊の違い

着床出血は生理予定日の少し前に少量みられることが多く、色も薄いピンクや茶色であることが一般的とされています。一方、血の塊を伴う経血は経血量が多い生理2〜3日目に見られやすく、量も着床出血に比べて多い傾向があります。着床出血と生理の見分け方も参考にしながら、時期・色・量の違いを確認してみてください。

妊娠超初期の症状と紛らわしいケース

妊娠を望んでいる、または可能性がある時期に予定と異なる出血や血の塊がみられた場合は、自己判断せずに婦人科や産婦人科で相談することが勧められています。

血の塊が出たときに受診を検討する目安

要点: 血の塊の大きさや頻度に変化がある、他の症状を伴う場合は、早めに婦人科を受診することが勧められています。

受診を検討したいサイン

  • 生理のたびにレバー状の血の塊が複数回出る
  • 経血量がナプキンから1〜2時間で漏れるほど多い
  • 強い生理痛や貧血のようなふらつきを伴う
  • 血の塊の大きさや頻度が以前と比べて明らかに変わった

生理痛の重さをセルフチェックする方法もあわせて確認してみましょう。

何科を受診すればいい?

血の塊や経血量の変化が気になる場合は、婦人科での相談が基本となります。超音波検査や血液検査などで、子宮筋腫や子宮内膜症の有無を確認できるとされています。

受診までにできるセルフケア

受診までの間は、経血量やナプキンの交換頻度、血の塊の大きさをメモしておくと、診察時に状態を伝えやすくなります。冷えを避けて体を温める、無理のない範囲で体を動かすことも、血流を保つうえで意識したいポイントです。

よくある質問

生理の血の塊は毎回出ても大丈夫?

経血量が多い日に限られ、大きさや頻度が大きく変わらない場合は体質の範囲であることも多いとされています。ただし塊が大きくなっている、頻度が増えているなど変化がある場合は婦人科への相談が勧められています。

血の塊がレバーのように大きいのは何が原因?

経血量が多いことが主な原因とされ、酵素の分解が追いつかず一部が固まって排出されると考えられています。子宮筋腫などの病気が背景にある場合もあります。

血の塊は何センチから受診の目安になる?

明確な基準はありませんが、5cm前後を超える塊が続く場合や、以前より明らかに大きくなった場合は受診を検討する目安のひとつとされています。

生理の血の塊は妊娠と関係ある?

着床出血は少量で色が薄い傾向があり、血の塊を伴う経血とは異なるとされています。出血の時期がずれている、妊娠の可能性があるときは自己判断せず婦人科へ相談することが勧められています。

何科を受診すればいい?

婦人科の受診が基本です。超音波検査などで子宮筋腫や子宮内膜症といった病気の有無を確認できるとされています。

生理の血の塊のまとめ

  • 経血量が多い日に血の塊が出るのは体質の範囲であることも多い
  • レバー状の塊が毎回・大量に出る場合は子宮筋腫などの病気が隠れていることもある
  • 着床出血や妊娠に伴う出血との違いは時期と量から見分ける
  • 血の塊の大きさや頻度が変わったら早めに婦人科へ相談する

生理の血の塊は多くの場合、経血量の増加によるものとされていますが、毎回大きな塊が続く場合は体からのサインかもしれません。気になる変化があるときは、婦人科での相談に加えて、自宅からオンラインで相談できるサービスを利用するのもひとつの方法です。エニピルでは、低用量ピルのオンライン診療・処方を行っており、生理に関するお悩みについてもオンラインで相談できます。

生理の血の塊が続くなら早めの相談を。

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