生理前のイライラ…彼氏と別れたくなるのってよくある?イライラの原因はPMS(月経前)かも?対処法を解説| エニピルのピル情報コラム(最短当日オンライン診療のanpill)

2024-09-25生理

ピル服用中に不正出血が止まらない..原因はストレス?止める方法はある?セックスはしてもいい?

「生理前のイライラ、彼氏にだけきつい対応をしてしまう」「このままではうざいと思われないか心配…」こんなお悩みありませんか?

彼氏にイライラするあまり、LINEでひどい対応をしてしまったり、極端に別れたい気持ちになってしまったり、意外と多くの方が経験しています。

この記事では、生理前の情緒不安定の原因や対処法について説明します。

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生理のイライラ・彼氏と別れたくなるのはなぜ?

生理のイライラ・彼氏と別れたくなるのはなぜ?

生理前になるたびに彼氏と別れたくなるほどイライラするのはなぜでしょうか。

結論からいうと、女性特有のホルモンバランスの乱れや変動が大きく関係しています。

以下に詳しく解説していきます。

ホルモンバランスの乱れが原因

生理前に彼氏と別れたくなるほどイライラするのは、ホルモンバランスの乱れが原因です。

約1ヶ月の生理周期では、卵胞ホルモンであるエストロゲン黄体ホルモンであるプロゲステロンという二つの女性ホルモンが大きく変動します。

エストロゲンとは

卵巣の卵胞から分泌される女性らしさを作るホルモンのこと。
精神状態の安定や代謝アップ、コラーゲンの生成などさまざまな役割をもつ。

プロゲステロンとは

卵巣の黄体から分泌される妊娠の準備にはたらくホルモンのこと。
基礎体温を上げて子宮内膜を厚くし、精子を着床しやすくする役割をもつ。乳腺の発達にもはたらく。

エストロゲンは、精神を落ち着かせる役割があり、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」を作ることで、女性の精神状態を安定させています。

セロトニンとは

脳内に存在する神経伝達物質のこと。
他の神経伝達物質であるノルアドレナリン(恐怖や驚きに関係)やドーパミン(喜びや快楽に関係)を制御して精神状態を安定させる役割をもつ。

女性は生理前になるとエストロゲンが大きく減します。

エストロゲンが減少するとセロトニンの分泌が減り、精神状態が不安定になります。

結果として感情のコントロールが難しくなり、自分の意思とは関係なくイライラしてしまうのです。

この女性特有のホルモンバランスの乱れは、普段気にならないことに対しても突然イライラするきっかけになるので注意が必要です。

生理前から感情の乱れがあるのはPMS(月経前症候群)かも

生理前から明らかな感情の乱れが始まる場合は、PMS(月経前症候群)になっている可能性があります。

産婦人科診療ガイドラインによると、PMSは「生理前の3〜10日の間に発症するさまざまな精神的あるいは身体的症状で、生理が始まるとともに減弱あるいは消失するもの」とされています。

つまり生理前に始まった過剰なイライラが、生理が開始するタイミングで落ち着いてくる場合はPMSの可能性が高いのです。

生理前に限って彼氏と別れたくなるほど無性にイライラしてしまうのは、PMSが原因であるのも否めません。

 

PMS(月経前症候群)とは?

PMS(月経前症候群)は生理前のホルモンバランスの変動によってみられる女性特有の病気です。

また、生理前の彼氏に対するイライラが主体となる病気はPMSのほかにも、PMDD(月経前不快気分障害)があります。

PMSとPMDDは幅広い年齢で発症しやすいことがわかっています。

特に成人よりも生理周期が安定しにくい思春期では、ホルモンバランスが不安定であるためPMSの症状を感じる方も多いです。

以下に、PMSとPMDDについて詳しく解説していきます。

PMS(月経前症候群)とは【原因・いつから?症状の特徴】

PMSの原因は現時点ではっきりとわかっていません。

しかし、エストロゲンの急激な低が関わっている可能性が考えられています。

女性の生理周期は、排卵後の黄体期(生理の約14日前)に入ると妊娠の準備をするためにエストロゲンやプロゲステロンが分泌されていきます。

しかし、妊娠していなければエストロゲンとプロゲステロンは黄体期の後期(生理の約7日前)に突入してから大きく減少していくのです。

その後、急激な低下が落ち着いたタイミングで子宮内膜がはがれ落ち、生理による出血が始まります。

黄体期後期にみられるこエストロゲンの大きな低下によって、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が低下します。

それによって身体にいつもと違う変化が生じたり情緒不安定になることが、PMSの原因だと考えられているのです。

PMSの主な症状は、生理前にみられる抑うつやイライラなどの精神的症状や、乳房やお腹の張り、むくみなどの身体的症状です。

また、アメリカの産婦人科学会では、PMSの診断基準を以下のように決めています。

過去3回の連続した生理周期のそれぞれにおける生理前5日間に、下記の情緒的及び精神的症状のうち少なくともひとつが存在すればPMSと判断できます。

情緒的症状 身体的症状
抗うつ 乳房の張り・腫れ
怒りの爆発 腹部ぼう満感
易刺激性・いらだち 頭痛
不安 関節痛・筋肉痛
混沌 体重増加
社会的引きこもり 四肢の腫れ・むくみ

出典:産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2023

症状が強い場合はPMDD(月経前不快気分障害)かも

PMSの症状がでていても、精神的症状が主体で強い場合はPMDD(月経前不快気分障害)になっている可能性があります。

過度に激しいイライラや食欲の変化、不眠などが生じる場合は、一度PMDDを疑いましょう。

PMDDは精神疾患のひとつで、日常や社会生活に影響がでる場合は医療機関に受診して適切な治療を受ける必要があります。

PMDDと診断された場合は、精神症状に適した薬物療法を行うケースもありますので、ひとりで悩まずに受診してみましょう。

PMSでも彼氏に当たらないようにするためにできること6つ

PMSでも彼氏に当たらないようにするためにできること6つ

生理前のイライラによって、彼氏に当たらないようにするためにできることは以下の6つです。

    1. 有酸素運動
    2. 食生活を見直す
    3. 禁煙
    4. 規則正しい睡眠
    5. 医療機関や医薬品の利用
    6. 低用量ピルの服用

以下に詳しく説明していきます。

有酸素運動

生理前のイライラを抑えるために、日頃から適度な有酸素運動をを心がけましょう。

海外の論文では、有酸素運動によるPMS(月経前症候群)の効果について以下のように述べられています。

約30分の有酸素運動を週に3〜5回、10週間行うことによりPMSの改善に効果がある

引用元:Ravichandran H, Janakiraman B: Effect of Aerobic Exercises in Improving Premenstrual Symptoms Among Healthy Women: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials. Int J Womens Health. 16:14,1105-1114,2022.

ウォーキングや水泳、ランニングなどを日頃から継続して行えると、PMSの症状の改善につながります。

忙しくて運動するための時間がとれないようなら、通勤中に一駅分歩くなどの習慣を作るといいです。

食生活を見直す

バランスのいい食事を摂ることは、PMS改善のために行いたいポイントです。

特にビタミンB6やカルシウム、マグネシウムの摂取は、PMSの改善に効果的であることが報告されています。

それぞれの栄養素を多く含む、マグロやレバー、小魚やナッツなどの食材を積極的に摂りましょう。

また、日頃からアルコールやカフェインを控えることも重要です。

禁煙

PMSを改善したいのであれば、禁煙に努めましょう。

喫煙は血管を収縮させて血流を悪くする作用があるため、PMSの症状をさらに強める可能性があります。

生理前の彼氏に対するイライラで吸いたくなる気持ちもあるかもしれませんが、喫煙は逆効果です。

規則正しい睡眠

生理前に彼氏と別れたくなるほど過剰にイライラするのは、睡眠不足が関係している可能性があります。

海外の論文でも

若い成人女性の睡眠不足は感情のコントロールに影響し、PMSの症状を悪化させる

引用元:Jessica M Meers, Joanne L Bower, Candice A Alfano: Poor sleep and emotion dysregulation mediate the association between depressive and premenstrual symptoms in young adult women.Arch Womens Ment Health. 23(3), 351-359,2020.

と報告されており、不規則な生活がPMSの症状を強めている可能性も否めません。

早寝早起きを心がけて日常的に規則正しい睡眠をとれるようにしましょう。

医療機関や医薬品の利用

生理前のイライラで日常生活に大きく支障がでるようなら、ためらわずに医療機関を受診しましょう。

PMSと診断された場合は、カウンセリングや生活の指導などが行われます。

必要によっては漢方薬やセロトニン阻害薬など、症状に適した医薬品を処方してもらえます。

低用量ピルの服用

彼氏に強く当たってしまうほど生理前にイライラするようなら、低用量ピルの服用もオススです。

低用量ピルはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が配合された薬で、ホルモンバランスの乱れを調整することから、PMSの症状を抑える効果があります。

低用量ピルを服用することで、自分の意思とは関係なく生じるイライラも落ち着いてきます

低用量ピルは医療機関に受診して医師に処方してもらうほか、インターネット販売で手に入れることも可能です。

 

低用量ピルを有効活用しよう!

低用量ピルを有効活用しよう!

生理前の彼氏に対するイライラは、低用量ピルを上手く活用しましょう。

以下に低用量ピルについてまとめましたので、最後までお読みください。

低用量ピルの効果

低用量ピルには、以下の効果があることがわかっています。

  • PMSの改善
  • PMDDの改善
  • 避妊
  • 生理不順の改善
  • 生理痛の緩和
  • 子宮体がんや卵巣がんの予防

低用量ピルを服用することにより、体外から少量のエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が取り込まれ、からだにさまざまな変化が起こるからです。

次にそのしくみを詳しく説明していきます。

低用量ピルのしくみ

低用量ピルの効果は、内服によって体内のエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が変化するこで生じます。

本来であればエストロゲンとプロゲステロンは、排卵前後にそれぞれ脳から卵巣へ指示がいくことで分泌されます。

低用量ピルを服用することで体外からエストロゲンとプロゲステロンを取込むため、「体内のエストロゲンとプロゲステロンは十分に足りている」と脳が勝手に認識してしまうのです。

すると、脳から卵巣への司令が途絶え、エストロゲンとプロゲステロンが分泌されなくなります。

結果、体内のエストロゲンとプロゲステロンが少ない値で維持され、生理周期でみられる急激な変動がなくなり、PMS(月経前症候群)の症状が弱まわけです。

また、エストロゲンの分泌が弱まると、排卵が抑えられて子宮内膜が薄くなるので、避妊や生理痛の緩和にも効果が得られます。

低用量ピルの内服は卵巣への刺激も抑えられるので、将来的な発がんの予防にも効果があることがわかっています。

低用量ピルの飲み方

低用量ピルは、飲み忘れに注意しながら毎日同じ時間に1錠ずつ服しましょう。

生理開始の1日目から5日目の間に服用を始め、シートにそってホルモンが入った薬を3週間内服します。

その後、ホルモンが入っていない偽薬を1週間内服(21日シートの場合は休薬)します。

偽薬内服(休薬)中は体内のホルモン量が薬によってコントロールされないので、2日目あたりから生理による出血が始まるのです。

そのため低用量ピルの活用は、あらゆる症状の改善だけでなく、生理の開始日を調整することも可能です。

低用量ピルの注意点

低用量ピルの服用中は、まれに生じる血栓症のリスクに注意が必要です。

血栓症とは

血管の中で血のかたまり(血栓)ができ、ふくらはぎや肺などの血管につまってしまう病気

血栓症は、低用量ピルの副作用の中でも特殊な副作用です。

ピルを服用している1万人の女性のうち3~9人、ピルを服用していない1万人の女性のうちでも1~5人起こるとされています。そのため過度に心配する必要はありませんが、重大なリスクを引き起こす可能性がありますので、以下の症状が出たら服用を中止し、医療機関を受診しましょう。

血栓症の症状
    • ふくらはぎの痛みやむくみ
    • 息切れ
    • 激しい胸の痛み
    • 激しい頭痛
    • 手足の脱力やしびれ
    • 視力の異常
    • 舌のもつれ

オンラインでピル処方!低用量ピルの処方ならエニピル

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生理前の彼氏に対するイライラで悩んでいるものの、産婦人科への抵抗や日々の忙しさで症状を放置する方も多いはずです。

エニピルでは、わざわざ医療機関に足を運ぶことなく低用量ピルを処方することが可です。

オンラインで医師の診療から処方、お薬の受け取りまでを完結するサービスを行っています。

低用量ピルは肌荒れが改善しやすいタイプや、不正出血が起こりにくいタイプなど8種類ほど取り扱っており、お悩みにそった提供が可能です。

また、診療は24時間365日予約不要でLINEでの無料相談窓口もあります。

PMS(月経前症候群)でお悩みの方は日常生活で低用量ピルを上手に活用しましょう。

生理前のイライラで彼氏と別れたくなる原因と対処法についてのまとめ

生理前に彼氏と別れたくなるほどイライラするのは、女性ホルモンの変動によりPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)になっている可能性があるからです。

PMSやPMDDの症状を抑えるには、有酸素運動や睡眠などの生活習慣を見直こと低用量ピルを内服することが効果です。

ぜひこの記事を参考にして、生理前の彼氏に対するイライラの対処に役立ててみてください。

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