Vol.4『自己肯定できないワタシ』ーネガティブって悪なの?ー | エニピルのピル情報コラム(最短当日オンライン診療のanpill)
第4回目の今回は…
『PMSによる気分の落ち込み』について
生理前になると、とにかく気持ちが欝になってしまってツラい…。
そんな悩みを抱えた方からのご相談です。
あおいさんこんにちは、20代の学生です。
私はPMSが本当にひどくて、生理の1.2週間前からとにかく気持ちが欝になってしまいます。
どちらかというと元々ネガティブな性格なのもありますが、生理の1~2週間前になると、さらに拍車がかかってしまい、全部をマイナスに捉えてしまうんです。
ネガティブな性格を改善すれば、PMSも改善できるかな?と思って、ポジティブに考えるように意識はするんですけど、そんなに簡単に考え方を変えることもできなくて・・・。
どうしたらもっとポジティブになれるんでしょうか?
ネガティブな自分を変えて少しでもPMSから解放されたいです。
ピルを服用すれば鬼に金棒!?
一般的に自己肯定感は高い方が生きやすいと言われているのですが、例えばネガティブな感情が生じたとして、『ネガティブになっちゃダメだ!ポジティブにならなきゃ!』と自分に働き掛けることは、自分の感情を否定することになってしまいますので、それは自己否定になってしまうんですよね。
自己肯定感という観点から見ればマイナスですから、自己否定で無理やりポジティブに転換したところで、息の詰まるような苦しい生き方にしかならないんです。
他人からポジティブを強要されるとパワハラやモラハラに感じられたりするじゃないですか。
それをセルフでやっているようなものなので、ネガティブな感情をネガティブという理由だけで否定してしまうのはメンタルブレイクの原因にもなるのでやめておいた方がいいのかもしれません。
大事なのは否定することではなく許容すること。(※正当化ではない)
ネガティブな感情が生じたとしても、その感情を詳細に読み解き自分自身で理解することが最優先。
自分の弱さを知り、自分の弱さを許容する、そのプロセスがあって初めて気持ちはゆっくりとポジティブに傾いていくものなんですよ。
ポジティブが善というわけでもないし、ネガティブが悪というわけでもない。
例えそれがネガティブな気持ちであろうと、自己を否定してしまうことこそが自分にとっての呪いになってしまうのだと心得てください。
自分の気持ちを否定することなく許容できるようになれば、それだけで今よりもずっと生きやすくなるでしょう。
逆に言えば、自己否定を辞めることができなければ、ポジティブ思想であろうとピルを処方してもらおうと、その生き辛さは変わりませんよ。(※男性にも共通していることですから)
感情を抑制して定期的に爆発させての繰り返し、情緒の高低差で目をクルクル回して現在地を見失ってしまうだけです。
いかにメンタルに波風を立たせることなく安定させることができるのかが最重要課題ですから、そのためには自己否定はやめておきましょうということですね。
それを踏まえて、ピルを服用すればメンタル的にも鬼に金棒なんじゃないでしょうか。