産婦人科でアフターピルを処方してもらう流れを解説!怒られることはあるの?
「産婦人科でアフターピルを処方してもらうにはどうすればいいのか」「怒られたりしないか不安」と心配している方も多いのではないでしょうか。
アフターピルは産婦人科を受診すれば処方してもらえるお薬で、受付から処方まで1〜2時間程度で完了することがほとんどです。
避妊に失敗した経緯を医師に伝える必要がありますが、怒られることは基本的にありません。
医師は患者さんの健康を守ることが仕事であり、緊急避妊を必要としている方に対して適切な対応をしてくれます。
ただしアフターピルは医師の処方が必要なお薬のため、診察を受けずにお薬だけをもらうことはできません。
本記事では産婦人科でアフターピルを処方してもらう流れ、値段、怒られるかどうか、オンライン診療との違いについて詳しく解説していきます。
産婦人科でアフターピルを処方してもらう流れ
産婦人科でアフターピルを処方してもらう流れは、一般的な診察と大きく変わりません。
受付から処方まで1〜2時間程度で完了することがほとんどです。
①電話で予約・確認をする
まず産婦人科に電話をして、アフターピルの処方を行っているか確認しましょう。
すべての産婦人科がアフターピルを取り扱っているわけではないため、事前確認が重要です。
また当日の予約状況や診療時間も確認しておくとスムーズに受診できます。
②受付・問診票の記入
クリニックに到着したら受付を済ませ、問診票に記入します。
最終月経日、性行為の日時、アレルギーの有無、持病やお薬の服用歴などを記入することが多いです。
③医師の診察
医師の診察では、避妊に失敗した状況や最終月経日などを確認されます。
内診(膣内の診察)は基本的に行われないことが多く、問診のみで終わるケースがほとんどです。
④処方・会計
診察が終わったらアフターピルが処方されます。
院内処方の場合はその場でお薬を受け取れますが、院外処方の場合は近くの薬局でお薬を受け取る必要があります。
会計を済ませたら、できるだけ早くお薬を服用しましょう。
産婦人科でアフターピルを処方してもらう場合の一般的な値段
産婦人科でアフターピルを処方してもらう場合、費用は全額自己負担となります。
アフターピルは保険適用外の自由診療のため、クリニックによって価格が異なります。
一般的な価格の目安は以下の通りです。
【アフターピルの種類別避妊率と価格相場】
| 項目 | ノルレボ(72時間用) | エラ(120時間用) |
|---|---|---|
| 服用期限 | 性行為後72時間以内 | 性行為後120時間以内 |
| 避妊率(24時間以内) | 約99.5% | 約99.5% |
| 避妊率(48時間以内) | 約98.0% | 約98.4% |
| 避妊率(72時間以内) | 約97.0% | 約97.9% |
| 避妊率(120時間以内) | 約63.0% | 約95.0% |
| 価格相場 | 8,000円〜17,000円 | 10,000円〜16,000円 |
ノルレボは先発品のため価格が高めですが、ジェネリック医薬品のレボノルゲストレル錠であれば比較的安価に処方してもらえます。
エラ(120時間用)を取り扱っている産婦人科は限られているため、事前に確認しておくことをおすすめします。
また初診料や診察料が別途かかる場合があるため、総額を確認しておきましょう。
支払い方法は現金のみの場合もあれば、クレジットカードに対応している場合もあります。
産婦人科でアフターピルをもらう場合、怒られることはある?
産婦人科でアフターピルを処方してもらう際に、医師から怒られることは基本的にありません。
医師は患者さんの健康を守ることが仕事であり、緊急避妊を必要としている方に対して適切な対応をしてくれます。
避妊に失敗した経緯を伝えることに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、医師は日常的に多くの患者さんを診ています。
「コンドームが破れてしまった」「避妊をしなかった」といった状況を伝えても、責められることはないため安心してください。
ただし継続的な避妊方法の説明や、今後の避妊についてアドバイスを受けることはあるかもしれません。
これは患者さんのことを思ってのことであり、決して責めているわけではありません。
もし対応に不安がある場合や、対面で話すことに抵抗がある場合は、オンライン診療を利用するのもひとつの方法です。
オンライン診療であれば電話での診察になるため、顔を見られる恥ずかしさがなく、リラックスして受診できるでしょう。
産婦人科で受診せずにアフターピルだけ購入することはできるのか
「診察を受けずにアフターピルだけ購入したい」と考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、アフターピルは医師の診察なしでは購入できません。
アフターピルは医師の受診なしでは処方できない
アフターピルは医師の処方が必要なお薬に分類されており、診察なしで購入することはできません。
これは対面の産婦人科でもオンライン診療でも同様です。
医師の診察が必要な理由は、アフターピルを安全に使用するためにいくつかの確認事項があるためです。
妊娠の可能性、持病やアレルギーの有無、他のお薬との飲み合わせなどを確認した上で処方されます。
また服用のタイミングや注意点、副作用についての説明を受けることも重要です。
「診察が面倒」と感じるかもしれませんが、オンライン診療であれば約5分程度で診察が完了することがほとんどです。
安全にアフターピルを使用するためにも、必ず医師の診察を受けてから服用しましょう。
なお一部の薬局では試験販売として処方箋なしでアフターピルを購入できる店舗もありますが、薬剤師による指導や条件があり、対象店舗も限られています。
マツキヨなどのドラッグストアではアフターピルの購入はできない
アフターピルはマツキヨなどの一般的なドラッグストアでは購入できません。
アフターピルは医師の処方が必要なお薬であり、市販薬として販売されていないためです。
一部の調剤薬局では試験販売が行われていますが、マツモトキヨシは試験販売に参加していません。
調剤が併設されているドラッグストアでも、試験販売に参加していなければアフターピルは購入できません。
「ドラッグストアで手軽に買えたらいいのに」と思う方も多いでしょうが、現時点では産婦人科やオンライン診療で処方してもらう必要があります。
もし対面で受診するのに抵抗がある場合はオンライン診療がおすすめ
対面で産婦人科を受診することに抵抗がある場合は、オンライン診療の利用がおすすめです。
オンライン診療であれば自宅にいながら医師の診察を受けられ、お薬を届けてもらえます。
待合室で知り合いに会う心配もなく、プライバシーが守られるのが大きなメリットです。
電話での診察になるため顔を見られることもなく、緊張せずに受診できるでしょう。
24時間対応しているサービスもあり、深夜や早朝、週末でも利用可能です。
エニピルはLINEで問診に回答すれば最短30分以内に医師から電話がかかってきます。
対面での受診に抵抗がある方は、ぜひオンライン診療を検討してみてください。
対面診療とオンライン診療の違い
アフターピルを処方してもらう方法として、対面診療とオンライン診療があります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。
【対面診療とオンライン診療の比較】
| 項目 | 対面診療(産婦人科) | オンライン診療 |
|---|---|---|
| 受診方法 | クリニックに来院 | スマホ・PCで完結 |
| 診療時間 | 平日日中が中心 | 24時間対応あり |
| 待ち時間 | あり(30分〜1時間程度) | ほぼなし |
| お薬の受け取り | その場で受け取り | 配送(最短1時間〜翌日) |
| 価格 | 10,000円〜23,000円 | 8,000円〜16,000円 |
| プライバシー | 待合室で人目あり | 自宅で完結 |
| 内診 | 基本なし | なし |
対面診療のメリットは、その場でお薬を受け取れることです。
配送時間がかからないため、すぐにお薬を服用できます。
一方でオンライン診療は24時間対応しているサービスがあり、深夜や週末でも利用できます。
自宅で完結するためプライバシーが守られ、価格も比較的安い傾向があります。
急いでいる場合でバイク便が利用できるエリアであれば、オンライン診療でも最短1時間で届けてもらえるサービスもあります。
アフターピル処方でオンライン診療が増えてきている理由
近年、アフターピルの処方でオンライン診療を利用する方が増えています。
その理由について詳しく解説していきます。
未成年でも抵抗なく受診しやすい
オンライン診療は未成年の方でも抵抗なく受診しやすいのが特徴です。
産婦人科を直接受診することに心理的なハードルを感じる学生さんも多いでしょう。
「親に知られたくない」「産婦人科に行くのが恥ずかしい」といった不安を抱えている方も少なくありません。
オンライン診療であれば自宅や外出先から診察を受けられるため、人目を気にする必要がありません。
エニピルでは18歳未満でも保護者の同伴なしで処方を受けられるため、親に知られたくない学生さんでも利用しやすいでしょう。
届くお薬も「サプリメント」などと記載されるため、家族に見られてもバレにくい配慮がされています。
保険証を使わない自由診療のため、保険の明細が届いて親にバレるリスクもありません。
早朝や深夜なども受診可能なクリニックが多く忙しい人でも受診しやすい
オンライン診療は24時間対応しているサービスがあり、忙しい方でも受診しやすいのがメリットです。
産婦人科は平日の日中しか診療していないところが多く、仕事や学校で忙しい方には受診が難しいことがあります。
週末に避妊に失敗してしまった場合、月曜日まで待っていると72時間を過ぎてしまうこともあるでしょう。
オンライン診療であれば深夜や早朝、週末でも診察を受けられるため、タイミングを逃すことがありません。
エニピルは24時間365日診療に対応しており、LINEで問診に回答すれば最短30分以内に医師から電話がかかってきます。
時間を気にせず好きなタイミングで受診できるのは、オンライン診療ならではの強みです。
後払いができるクリニックがほとんどなため手元に現金がなくても受診できる
オンライン診療ではコンビニ後払いに対応しているクリニックが多く、手元に現金がなくても受診できます。
緊急事態でお金の準備ができていない場合でも、すぐにアフターピルを処方してもらえるのは大きなメリットです。
対面の産婦人科では現金払いのみの場合もあり、ATMでお金を下ろしてから受診しなければならないこともあります。
その時間がもったいないと感じる方もいるでしょう。
エニピルはコンビニ後払いに対応しているため、クレジットカードがなくても利用できます。
お薬が届いた後にコンビニで支払いができるため、金銭的な心配をせずにすぐに診察を受けられます。
学生さんやクレジットカードを持っていない方にとっては特に助かるサービスといえるでしょう。
72時間用、120時間用どちらも扱っているクリニックが多いため様々な状況に対応できる
オンライン診療では72時間用と120時間用の両方を扱っているクリニックが多く、様々な状況に対応できます。
対面の産婦人科では72時間用のノルレボやレボノルゲストレル錠のみを取り扱っているところが多いです。
120時間用のエラは国内未承認のため、取り扱っていない産婦人科も少なくありません。
オンライン診療であれば72時間用と120時間用の両方から選べることが多く、状況に応じて適切なお薬を処方してもらえます。
配送時間がかかることを考慮して最初から120時間用のエラを選べば、時間に余裕を持って対応できるでしょう。
【エニピルの基本情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 診療時間 | 24時間365日 |
| バイク便対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県(戸田市、和光市、川口市、草加市)・千葉県(千葉市、浦安市、市川市、船橋市、習志野市) |
| バイク便送料 | 9,900円(税込) |
| 通常送料 | 550円(税込) |
| 診察料 | 無料 |
| 72時間用(レボノルゲストレル) | 10,978円(税込) |
| 120時間用(エラ) | 10,978円(税込) |
※初回購入時のみ3,300円(税込)がかかります。
まとめ
産婦人科でアフターピルを処方してもらう流れは、電話予約→受付・問診票記入→医師の診察→処方・会計というシンプルなものです。
医師から怒られることは基本的になく、安心して受診できます。
ただしアフターピルは医師の処方が必要なお薬のため、診察を受けずにお薬だけをもらうことはできません。
マツキヨなどのドラッグストアでは購入できないため、産婦人科やオンライン診療を利用する必要があります。
対面での受診に抵抗がある場合や、深夜・週末で産婦人科が開いていない場合はオンライン診療がおすすめです。
オンライン診療は24時間対応、後払い可能、プライバシーが守られるなど多くのメリットがあります。
アフターピルは早く服用するほど効果が高まるため、迷っている時間があれば今すぐ行動してください。

