アフターピルは120時間以内なら間に合う?効果・副作用・値段とオンライン処方
「避妊に失敗してから72時間以上経ってしまった」と焦っている方もいるかもしれません。
一般的なアフターピルは72時間以内の服用が推奨されていますが実は120時間(5日)以内まで有効なアフターピルも存在します。
それが「エラ」と呼ばれる120時間用のアフターピルです。
エラは従来のアフターピルとは異なる有効成分を使用しており性行為から時間が経過しても高い避妊効果が期待できます。
本記事では120時間用アフターピル「エラ」の効果や副作用、値段の相場、入手方法について詳しく解説していきます。
72時間を過ぎて不安を感じている方やできるだけ早くアフターピルを手に入れたい方はぜひ参考にしてください。
アフターピルで120時間以内の服用で間に合う「エラ」とは?
エラは性行為から120時間(5日)以内であれば避妊効果が期待できるアフターピルです。
有効成分としてウリプリスタル酢酸エステルを含んでおり排卵を遅らせたり抑制したりする働きがあります。
従来の72時間用アフターピルは時間が経つほど効果が低下していく傾向がありましたがエラは120時間以内であれば比較的安定した避妊効果を維持できるとされています。
海外では「エラワン」という名称で広く使用されており日本でもオンライン診療を中心に処方を受けられるクリニックが増えてきました。
ただし日本国内では未承認薬のため海外から輸入して処方される形になります。
エラが5日以内でも効果を発揮できる理由は有効成分の作用にあります。
72時間用のノルレボはレボノルゲストレルという黄体ホルモンを使用していますがエラはウリプリスタル酢酸エステルという異なる成分を使用しています。
ウリプリスタル酢酸エステルは黄体ホルモンの受容体に作用して排卵を強力に抑制する働きがあります。
この作用がより長く持続するため72時間を過ぎても高い効果を維持できるのです。
またBMI(体格指数)が30以上の方でも効果が低下しにくいという研究結果もあり体格を問わず選択できるメリットがあります。
72時間以内に服用するアフターピルとの違い
72時間用のアフターピル(ノルレボ)とエラには服用可能な時間や効果の持続性などいくつかの違いがあります。
最も大きな違いは服用できる時間の長さです。
ノルレボは性行為から72時間以内に服用する必要がありますがエラは120時間以内まで有効です。
72時間を過ぎてしまった場合はノルレボでは対応できないためエラを選ぶ必要があります。
効果の持続性にも違いがあります。
ノルレボは24時間以内の服用で約99.5%の避妊率が期待できますが48時間で約98.0%、72時間になると約97.0%まで低下するというデータがあります。
一方でエラはFDA(アメリカ食品医薬品局)のデータによると72時間で97.9%、120時間以内の服用で約95%以上の避妊率が報告されており時間経過による効果の低下が少ないのが特徴です。
価格面ではエラのほうがやや高めに設定されていることが多いです。
ノルレボは海外製であれば8,000円〜9,000円程度で処方されることが多いですがエラは10,000円〜16,000円程度が相場となっています。
72時間以内であればノルレボでも十分な効果が期待できますが翌日届く配送を利用する場合や72時間を過ぎてしまった場合はエラを選んだほうが確実です。
そもそもアフターピル(緊急避妊薬)ってどんな仕組み?
アフターピルは性行為後に服用することで妊娠を防ぐお薬で緊急避妊薬とも呼ばれています。
主に排卵を遅らせたり抑制したりすることで精子と卵子が出会うのを防ぐ仕組みで避妊効果を発揮します。
排卵前に服用すれば排卵そのものを遅らせることができ精子が子宮内で生存している間に排卵が起こらないようにします。
精子は女性の体内で最大5日程度生存できるため排卵のタイミングをずらすことが重要になるのです。
また子宮内膜の状態を変化させて受精卵が着床しにくくする作用もあるとされています。
ただしすでに着床が完了している場合は効果がないため妊娠を中断させるお薬ではありません。
120時間アフターピルを「とにかく早く」服用して避妊効果アップ
120時間用のエラであっても服用は早ければ早いほど避妊効果が高まります。
120時間以内であれば効果が期待できるとはいえ時間が経過するほど排卵が起こってしまうリスクは高くなります。
性行為から24時間以内に服用すれば約99%の妊娠阻止率が期待できるというデータもあり早期服用の重要性がわかります。
エラは時間経過による効果の低下がノルレボより少ないとはいえギリギリまで待つ理由はありません。
お薬が届いたらできるだけ早く服用して避妊効果を最大限に高めましょう。
避妊効果は100%とは限らない
エラを含むすべてのアフターピルは避妊効果が100%ではないことを理解しておく必要があります。
120時間用のエラは高い避妊効果が期待できますがそれでも約95~99%程度の妊娠阻止率です。
つまり100人がエラを正しく服用しても2〜3人は妊娠してしまう可能性があるということになります。
すでに排卵が起こってしまっている場合や受精が完了している場合は効果を発揮できないことがあります。
服用後に吐いてしまった場合も効果が低下する可能性があります。
アフターピルの副作用として吐き気や嘔吐が起こることがありますが服用後2時間以内に吐いてしまうとお薬が十分に吸収されていない可能性があります。
その場合は医師に相談して再度服用が必要かどうか確認してください。
アフターピルはあくまで緊急時の避妊手段であり通常の避妊方法の代わりにはなりません。
今後は低用量ピルの服用やコンドームの使用など継続的な避妊方法を検討することをおすすめします。
120時間アフターピルは保険適用外で相場は10,000円前後
120時間用のアフターピル「エラ」は保険適用外の自由診療となるため全額自己負担になります。
エラの価格相場は10,000円〜16,000円程度でクリニックによって差があります。
これに加えて診察料(無料〜2,000円程度)と送料(550円〜1,000円程度)がかかるため総額では11,000円〜18,000円程度を想定しておくとよいでしょう。
バイク便で当日届けてもらう場合はさらに5,500円〜10,000円程度の送料が追加されます。
決して安い金額ではありませんが望まない妊娠を防ぐための投資と考えれば必要な出費といえるでしょう。
後払いに対応しているクリニックもあるため手元にお金がなくてもすぐに処方を受けられます。
120時間アフターピルは薬局・ドラッグストアでは購入不可
120時間用のアフターピル「エラ」は薬局やドラッグストアでは購入できません。
日本ではアフターピルは処方箋が必要なお薬に分類されており医師の診察を受けなければ入手できません。
2023年から一部の薬局で試験販売が始まりましたが対象となっているのは72時間用のレボノルゲストレル錠のみで120時間用のエラは対象外です。
またエラは日本国内では未承認薬のため試験販売の対象にもなっていません。
エラを入手するには産婦人科やクリニックを受診するかオンライン診療を利用する必要があります。
入手方法1.産婦人科・クリニック
産婦人科やクリニックを直接受診すれば対面で診察を受けてその場でアフターピルを処方してもらえます。
対面診療の最大のメリットは診察後すぐにお薬を受け取れる点です。
配送を待つ必要がないためその日のうちに服用を開始できます。
医師と直接顔を合わせて相談できるため副作用や効果について詳しく聞きたい方にも向いています。
また何か問題があった場合もすぐに対応してもらえる安心感があります。
一方でデメリットもあります。
産婦人科は土日休診や診療時間が限られているところが多く週末や夜間に受診できないケースがあります。
待ち時間が長くなることも珍しくなく半日以上かかってしまうこともあるでしょう。
待合室で知り合いに会ってしまうリスクや人目が気になるという方もいるかもしれません。
また120時間用のエラを取り扱っていないクリニックも多いため事前に確認が必要です。
入手方法2.オンライン診療
オンライン診療を利用すれば自宅にいながら医師の診察を受けてアフターピルを届けてもらえます。
オンライン診療のメリットは時間や場所を選ばずに診察を受けられる点です。
24時間対応しているクリニックもあり深夜や週末でもすぐに診察を受けられます。
自宅から一歩も出ずに済むため人目を気にする必要もありません。
品名を「サプリメント」や「日用品」と記載して発送してくれるクリニックが多く家族にバレにくい配慮もされています。
また保険証を使わない自由診療のため明細が届いて周囲にバレるリスクもありません。
デメリットとしては配送に時間がかかる点が挙げられます。
通常配送だと届くのは翌日以降になるため72時間用を選ぶ場合は時間との勝負になります。
ただしバイク便を利用すれば最短1時間で届けてもらえるクリニックもあり対面診療と変わらないスピードで入手できる場合もあります。
120時間用のエラを選べば通常配送でも時間的な余裕を持てるためオンライン診療との相性は良いといえます。
120時間が経ちそうならエニピルのオンライン診療がおすすめ
120時間の期限が迫っていて焦っている方にはエニピルのオンライン診療がおすすめです。
エニピルは24時間365日診療に対応しており深夜や早朝でもすぐに医師の診察を受けられます。
120時間用のエラを10,978円(税込)で処方しており診察料が無料のためトータルコストを抑えられます。
※初回購入時のみ3,300円(税込)がかかります。
LINEで問診に回答するだけで最短30分以内に医師から電話がかかってくるためスピーディーに処方を受けられます。
バイク便を利用すれば対象エリアであれば最短1時間で届けてもらえるため120時間ギリギリでも間に合う可能性があります。
LINEで今すぐ予約でき最短30分で診療開始
エニピルはLINEで問診票に回答するだけで最短30分以内に医師から電話がかかってきます。
スマートフォンさえあればどこからでも診察を受けられるため外出先や移動中でも問題ありません。
問診票の入力は数分で完了するため面倒な手続きは必要ありません。
入力が完了すると医師が内容を確認して電話で診察を行います。
電話診察は顔出し不要なので周囲に人がいても気軽に受けられます。
診察時間は約5分程度で完了することが多く長時間待たされる心配もありません。
問診票の内容に問題がなければそのまま処方と決済へ進めるためスピーディーに手続きが完了します。
不安なことや聞きたいことがあれば診察中に医師に相談することもできます。
24時間365日対応しているため真夜中でも早朝でも診察を受けられるのがエニピルの強みです。
最短は1時間バイク便で受け取れる
エニピルはバイク便を利用すれば対象エリア内であれば最短1時間でアフターピルを届けてもらえます。
バイク便の対象エリアは東京都全域と神奈川県・埼玉県(戸田市・和光市・川口市・草加市)・千葉県(千葉市・浦安市・市川市・船橋市・習志野市)です。
17時30分までに決済を完了すれば当日中に届けてもらえます。
バイク便の送料は9,900円(税込)と高めですが120時間ギリギリで急いでいる場合は利用する価値があります。
バイク便対象エリア外の方や送料を抑えたい方は通常配送を選ぶこともできます。
通常配送の場合は15時までに決済を完了すれば当日発送されて翌日には届きます。
送料は550円(税込)と手頃なため120時間用のエラを選べば時間的な余裕を持って届くのを待てます。
届いたお薬は品名が「サプリメント」や「雑貨」と記載されており外箱を見ただけではアフターピルとわかりません。
エニピルの料金体系・支払い方法
エニピルの120時間用アフターピル「エラ」は10,978円(税込)で診察料は無料です。
通常配送の場合は送料550円を加えて合計11,528円(税込)になります。
バイク便を利用する場合は送料9,900円を加えて合計20,878円(税込)になります。
他のクリニックのエラが15,000円〜16,000円程度であることを考えるとエニピルは比較的リーズナブルな価格設定といえます。
支払い方法はクレジットカード払いのほかにコンビニ後払いにも対応しています。
後払いであればお薬を先に受け取って届いた後にコンビニで支払えるため手元にお金がなくても問題ありません。
クレジットカードを持っていない方や親のカードを使えない学生さんでも利用しやすい仕組みになっています。
【エニピルの基本情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 診療時間 | 24時間365日 |
| バイク便対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県(戸田市、和光市、川口市、草加市)・千葉県(千葉市、浦安市、市川市、船橋市、習志野市) |
| バイク便送料 | 9,900円(税込) |
| 通常送料 | 550円(税込) |
| 診察料 | 無料 |
| 72時間用(レボノルゲストレル) | 10,978円(税込) |
| 120時間用(エラ) | 10,978円(税込) |
※初回購入時のみ3,300円(税込)がかかります。
120時間アフターピルの副作用は吐き気・頭痛・不正出血など
120時間用のアフターピル「エラ」にも副作用が起こる可能性があります。
主な副作用としては吐き気・頭痛・腹痛・倦怠感・めまい・不正出血などが報告されています。
これらの症状は一時的なもので多くの場合は数日以内に自然におさまります。
副作用の現れ方には個人差があり全く症状が出ない方もいれば強く出る方もいます。
服用前に軽く食事をしておくと吐き気が出にくいという方もいるため空腹時の服用が心配な方は試してみてください。
吐き気が心配な場合は吐き気止めを一緒に処方してもらえるクリニックもあります。
副作用は自然にやわらぐことが多い
アフターピルの副作用は一時的なもので多くの場合は数日以内に自然におさまります。
吐き気や頭痛は服用後数時間〜24時間程度で落ち着くことが多いです。
症状がつらい場合は安静にして休むことで楽になることがあります。
市販の頭痛薬や吐き気止めを服用しても問題ないとされていますが心配な場合は医師に相談してください。
不正出血は服用後数日〜2週間程度で起こることがあります。
これは消退出血と呼ばれるもので子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる出血です。
生理のような出血が見られれば避妊が成功した可能性が高いといえます。
出血量には個人差があり少量で終わる方もいれば通常の生理と同程度の出血がある方もいます。
副作用が数日経っても改善しない場合や激しい腹痛や大量の出血がある場合は医師に相談することをおすすめします。
120時間アフターピル服用後に「避妊できたか」を確認する
アフターピルを服用した後は避妊が成功したかどうかを確認することが大切です。
服用後1〜3週間程度で消退出血と呼ばれる出血が起こることが多くこれは避妊が成功したサインのひとつです。
ただし消退出血が起こらない方もいるため出血がないからといって妊娠したとは限りません。
また消退出血があっても100%避妊が成功したとは言い切れないため不安な場合は妊娠検査薬で確認しましょう。
服用後3週間経っても生理が来ない場合は妊娠検査薬を使用するか医師に相談することをおすすめします。
消退出血がない場合は妊娠検査薬を使う
消退出血が見られない場合や予定していた生理が来ない場合は妊娠検査薬で確認しましょう。
消退出血は全員に起こるわけではなく個人差があります。
出血がなくても避妊が成功している可能性は十分にあるため過度に心配する必要はありません。
ただし服用後3週間経っても生理や消退出血がない場合は妊娠検査薬を使って確認することをおすすめします。
妊娠検査薬は薬局やドラッグストアで購入できます。
性行為から3週間以上経過していれば正確な結果が出やすいとされています。
検査薬で陽性が出た場合はできるだけ早く産婦人科を受診してください。
エニピルではアフターピルと一緒に妊娠検査薬をセットで注文することもできます。
120時間アフターピル服用後の性行為は避妊効果なし
アフターピルを服用した後に行った性行為に対しては避妊効果がありません。
アフターピルはあくまで服用前に行った性行為に対して効果を発揮するお薬です。
服用後に再び避妊なしで性行為を行った場合は新たにアフターピルを服用するか別の避妊方法を取る必要があります。
アフターピルを飲んだから安心というわけではないため注意してください。
また排卵のタイミングは予測が難しいためアフターピルを服用しても排卵が完全に抑制されているとは限りません。
服用後は次の生理が来るまでコンドームなどの避妊具を使用することをおすすめします。
今後は低用量ピルの服用を検討するのもひとつの方法です。
低用量ピルを毎日服用することで排卵を抑制し高い避妊効果を維持できます。
エニピルではアフターピルと低用量ピルのセットプランも用意されています。
まとめ
120時間用のアフターピル「エラ」は性行為から5日以内であれば高い避妊効果が期待できるお薬です。
72時間用のアフターピルでは間に合わない場合でもエラなら対応できる可能性があります。
ただし服用は早ければ早いほど効果が高まるためできるだけ早く手に入れることが大切です。
エニピルは24時間365日診療に対応しており最短30分で診察を開始できます。
バイク便を利用すれば対象エリア内なら最短1時間で届けてもらえます。
120時間の期限が迫っている方は今すぐエニピルで診療の予約をして不安な時間を終わらせましょう。
行動が早ければ早いほど避妊が成功する可能性は高まります。

