アフターピルの効果持続期間はいつまで?副作用や消退出血の期間も解説
アフターピルを服用した後に「効果はいつまで続くのか」「副作用はどれくらいで落ち着くのか」と気になる方は多いのではないでしょうか?
アフターピルは性行為後に服用することで妊娠を防ぐお薬ですが、服用後の体の変化について不安を感じることもあるでしょう。
効果の持続期間や副作用が続く期間、消退出血がいつ来るのかを知っておくことで、服用後の不安を軽減できます。
また消退出血が来ない場合や長引く場合の対処法についても理解しておくと安心です。
本記事ではアフターピルの効果持続期間、副作用の期間、消退出血について詳しく解説していきます。
アフターピルを服用した方やこれから服用を検討している方はぜひ参考にしてください。
アフターピルの効果持続期間はいつまで続く?
アフターピルの効果は服用前に行った性行為に対してのみ発揮され、服用後の性行為には効果がありません。
アフターピルは排卵を遅らせたり抑制したりすることで避妊効果を発揮するお薬です。
服用することで一時的に排卵が抑えられ、精子が生存している間に卵子と出会わないようにする仕組みになっています。
精子は女性の体内で最大5日程度生存できるため、この期間中に排卵が起こらなければ妊娠を防げる可能性が高まります。
ただしアフターピルの効果は「服用前の性行為」に対してのみ有効であり、服用後に新たな性行為を行った場合は避妊効果がありません。
服用後も排卵のタイミングは予測が難しいため、次の生理が来るまではコンドームなど他の避妊方法を併用することをおすすめします。
アフターピルを飲んだから安心というわけではなく、継続的な避妊には低用量ピルの服用を検討してみてください。
副作用はいつからいつまで続くのか
アフターピルの副作用は服用後数時間以内に現れ始め、多くの場合は24時間〜数日程度で自然におさまります。
主な副作用としては吐き気、頭痛、下腹部痛、倦怠感、めまい、不正出血などが報告されています。
吐き気は最も多い副作用で服用者の約23%に見られ、服用後数時間でピークを迎えることが多いとされています。
頭痛や下腹部痛は服用後12〜24時間程度で落ち着くことがほとんどです。
倦怠感やめまいも一時的な症状であり、安静にしていれば数時間〜1日程度で改善することが多いでしょう。
不正出血は服用後数日〜2週間程度で見られることがあり、他の副作用よりも長引く傾向があります。
副作用がつらい場合は市販の鎮痛剤や吐き気止めを服用しても問題ありません。
ただし服用後2時間以内に吐いてしまった場合はお薬が十分に吸収されていない可能性があるため、医師に相談してください。
副作用が1週間以上続く場合や症状が強い場合は医療機関を受診することをおすすめします。
消退出血について
消退出血はアフターピル服用後に見られる出血で、避妊が成功したサインのひとつとして知られています。
アフターピルに含まれるホルモン成分の影響で子宮内膜が維持できなくなり、剥がれ落ちることで出血が起こります。
生理と似た仕組みですが、通常の生理よりも出血量が少なく期間も短いことが多いです。
消退出血が確認できれば妊娠していない可能性が高いと考えられるため、ひとつの安心材料になるでしょう。
ただし消退出血は全員に起こるわけではなく、出血がなくても避妊が成功しているケースもあります。
消退出血の有無だけで避妊の成否を判断することは難しいため、不安な場合は妊娠検査薬で確認することをおすすめします。
消退出血が来ない!来るまでの平均的な期間
消退出血は服用後3日〜3週間程度で起こることが多いとされています。
個人差が大きく、服用後数日で出血が見られる方もいれば、2週間以上経ってから出血する方もいます。
平均的には服用後1週間〜2週間程度で消退出血が見られることが多いでしょう。
消退出血が起こるタイミングは服用した時期の排卵周期によっても異なります。
排卵前に服用した場合は消退出血が起こりにくいという傾向もあるため、出血がないからといって必ずしも問題があるわけではありません。
3週間経っても消退出血がなく生理も来ない場合は、妊娠検査薬を使用して確認することをおすすめします。
出血がなくても予定通りに生理が来れば避妊は成功していると考えられるため、過度に心配する必要はありません。
消退出血が長引いている!いつまで続くのが普通?
消退出血は通常2〜3日程度で終わることが多いですが、1週間程度続く方もいます。
出血量は通常の生理よりも少ないことが多く、おりものに血が混じる程度で終わる方もいるでしょう。
ただし個人差があり、生理と同程度の出血量になる方も珍しくありません。
1週間以上出血が続く場合でも、量が少なく徐々に減っていれば心配はいりません。
出血が2週間以上続く場合や出血量が多い場合は、他の原因が考えられるため医療機関を受診することをおすすめします。
子宮外妊娠や婦人科疾患の可能性も否定できないため、異常を感じたら早めに医師に相談してください。
消退出血と不正出血の区別がつきにくい場合もあるため、判断に迷う場合は遠慮せずに医療機関を受診しましょう。
アフターピルを飲んだ後、どれくらいで生理が来る?
アフターピルを服用した後は通常の生理予定日前後に生理が来ることが多いですが、数日〜1週間程度のずれが生じることもあります。
アフターピルの影響でホルモンバランスが一時的に乱れるため、生理周期が変化することは珍しくありません。
生理が予定より早く来る方もいれば、遅れる方もいます。
通常は1〜2周期で元の生理周期に戻ることがほとんどです。
生理予定日から1週間以上過ぎても生理が来ない場合は、妊娠の可能性を確認するために妊娠検査薬を使用してください。
性行為から3週間以上経過していれば、妊娠検査薬で正確な結果が出やすいとされています。
検査結果が陰性でも生理が来ない状態が続く場合は、ホルモンバランスの乱れや他の原因が考えられるため医師に相談することをおすすめします。
まとめ
アフターピルの効果は服用前の性行為に対してのみ発揮され、服用後の性行為には効果がありません。
副作用は服用後数時間で現れ始め、多くの場合は24時間〜数日程度で自然におさまります。
消退出血は服用後3日〜3週間程度で起こることが多く、避妊成功のサインのひとつです。
消退出血が来ない場合でも避妊が成功しているケースはあるため、過度に心配する必要はありません。
生理は通常の予定日前後に来ることが多いですが、数日〜1週間程度のずれが生じることもあります。
生理予定日から1週間以上過ぎても生理が来ない場合は妊娠検査薬で確認してください。
不安を感じたらひとりで悩まずに医師に相談することをおすすめします。

