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PMSのイライラはピルと漢方どっち?選び方と併用

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先に答え

PMSのイライラは、ピルと漢方のどちらが上ということはなく、悩みの出方や希望によって合う方法が変わると考えられています。ホルモンの変動を抑えるのがピル、体質や症状に合わせて整えるのが漢方とされています。ピルの飲み始めに気分が揺れる人もいますが、種類の変更など相談できる方法があります。

仕事や人間関係に支障が出るほどつらいときは、我慢せず早めに婦人科へ相談してください。

生理前になると、ちょっとしたことでイライラして、あとで自己嫌悪になる。婦人科でピルをすすめられたけれど、漢方のほうが体にやさしい気もして迷っている方も多いと思います。

SNSでは「ピルで救われた」という声も「ピルで逆にイライラする」という声もあり、余計に不安になりますよね。

この記事では、ピルと漢方の違いと選び方を、公平に整理します。

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PMSのイライラはなぜ起こる?

PMSのイライラは、生理前に女性ホルモンが大きく変動することが関わっていると考えられています。ただし、原因は完全には解明されておらず、ホルモンの量そのものより、変動への体の反応や体質、ストレス、睡眠不足なども重なると言われています。

生理前のホルモン変動からPMSのイライラが起こるまでの流れを医師が解説する図解

排卵のあと、生理が始まるまでの時期は、ホルモンの増減が起きやすい期間です。この時期にイライラ、気分の落ち込み、眠気、むくみ、頭痛などが出て、生理が始まると軽くなる場合にPMS(月経前症候群)と呼ばれます。

排卵後にホルモンが大きく変動する
脳内の感情に関わる物質に影響すると考えられている
イライラ・落ち込みなどの症状が出る

心の症状が特に強く、日常生活や仕事に支障が出るタイプはPMDD(月経前不快気分障害)と呼ばれることがあります。性格や気合いの問題ではないので、我慢し続ける必要はありません。診断や治療の方針は医師が判断します。

対処の選択肢としては、生活習慣の見直し、漢方、ピルなどがあります。ピルの効果の出方は、ピルのPMSへの効果の目安と出にくいときの対処法でも詳しく解説しています。オンラインで医師に話を聞いてみたい方は、オンラインで医師に相談することもできます。

ピルと漢方は何が違う?

大きな違いは、ピルがホルモンの変動を抑える方向、漢方が体質や症状に合わせて整える方向という点です。どちらも選択肢のひとつで、優劣をつけるものではありません。

見る点 低用量ピル 漢方
仕組み 排卵を抑え、ホルモンの変動をおだやかにすると考えられている 体質(気・血・水のバランスなど)をみて、症状に合う処方を選ぶ
効果を感じるまでの目安 飲み始めてすぐではなく、数周期かけて様子を見ることが多い 人によって異なり、一定期間続けて様子を見ることが多い
主な副作用 吐き気、頭痛、むくみ、不正出血、気分の変化など。まれに血栓症 胃の不調、むくみ、発疹など。含まれる生薬によって異なる
保険・費用感 目的によって異なる(PMSの治療目的では自費となることが多い) 保険が使える処方もある。医療機関や処方内容で異なる
向いている人 PMSに加えて生理痛や避妊も考えたい人など ホルモン剤に抵抗がある人、ピルが使えない人など

※個人差があります。費用や保険の扱いは医療機関によって異なるため、受診先でご確認ください。

低用量ピルの特徴

低用量ピルは、排卵を抑えることでホルモンの波をなだらかにするお薬です。PMSだけでなく、生理痛や経血量の悩み、避妊も同時に考えたい方に選ばれることがあります。

効果を感じるまでの期間は、低用量ピルの避妊・PMSへの効果はいつから?でまとめているように、個人差があります。飲み忘れがあるとホルモンが揺れやすいため、毎日同じ時間に飲む工夫も大切です。

漢方の特徴

漢方は、症状だけでなく体質や全体のバランスをみて処方を選ぶ考え方です。PMSでは、加味逍遙散や当帰芍薬散などが使われることがあります(あくまで代表例で、合う処方は人によって異なります)。

ホルモンに直接はたらきかけないため、ピルが使えない方や、ホルモン剤に抵抗がある方の選択肢になります。一方で、合う処方を見つけるまでに調整が必要になることもあります。

ピルでイライラが悪化することはある?

ピルを飲み始めて気分が不安定になったと感じる人はいると言われており、悪化する可能性はゼロではありません。一方で、PMSのイライラが軽くなったと感じる人もいて、反応は人によって分かれます。

ピルの飲み始めに気分が揺れたときの向き合い方を一般女性とともに示した図解

飲み始めは、体が新しいホルモンの状態に慣れるまでの時期です。この間に、吐き気やむくみ、気分の変化が出る人もいます。多くの場合は飲み始めの数か月で落ち着くと言われていますが、個人差があります。

イライラが変わらない、または強くなったと感じる背景には、次のようなことが考えられます。

  • 飲み始めで、体がまだ慣れていない
  • 飲み忘れや飲む時間のずれで、ホルモンが揺れている
  • ピルの種類が体に合っていない
  • イライラの原因がPMS以外(睡眠不足、ストレス、別の不調など)にある

ピルには種類があり、含まれるホルモンの種類や量によって合う合わないが分かれることがあります。気分の落ち込みが続くときは、自己判断でやめたり量を変えたりせず、処方した医師に相談してください。種類の変更などで対応できる場合があります。

SNSでは「ピルで気分が安定した」という声も「ピルで逆にイライラした」という声もあります。どちらも実際にあり得ることで、自分に合うかどうかは試してみないと分からない面があります。以前に気分の落ち込みなどで通院した経験がある方は、飲み始める前に必ず医師に伝えてください。

漢方とピルは併用できる?

併用できる場合が多いと言われていますが、組み合わせによっては注意が必要なため、必ず医師や薬剤師に確認してください。ピルと漢方は目的が重なる部分もあれば、補い合える部分もあります。

たとえば、ピルを飲みながら体質に合わせて漢方も使い、様子を見るという進め方があります。逆に、漢方だけで様子を見て、足りないと感じたときにピルを検討する方もいます。

併用するときは、次の点に気をつけてください。

  • 受診のたびに、飲んでいるピル・漢方・サプリをすべて伝える
  • セントジョーンズワートを含むサプリは、ピルの効果に影響するとされるため、使う前に相談する
  • 自己判断で追加したり中止したりしない

ピルと併用してはいけない薬やサプリについては、生理痛はピルでよくなる?併用してはいけない薬やサプリも解説も参考になります。

自分に合う方法を選ぶポイントは?

選ぶ軸は「何に一番困っているか」「ホルモン剤に抵抗があるか」「続けやすさ」の3つです。どれが正解ということはないため、迷うときは医師に相談して決めるのがおすすめです。

生理痛・避妊なども一緒に考えたい → ピルが選択肢に
ホルモン剤に抵抗がある・ピルが使えない → 漢方が選択肢に
どちらか決められない → 医師に相談して併用も含めて検討

費用も判断材料のひとつです。ピルの値段は、ピルはオンラインと病院でどっちが安い?で比べています。

ピルか漢方か、迷ったら相談。

症状や不安を、オンラインで医師に伝えられます。診察料0円、処方された場合は最短翌日配送です。

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診察のときに伝えるメモの例

・イライラや落ち込みが出る時期と、生理が始まるとどう変わるか ・日常生活や仕事への影響 ・これまでに飲んだ薬、漢方、サプリ ・ホルモン剤への不安の有無 ・気分の落ち込みなどで通院した経験 ・妊娠の予定

こんなときは早めに受診を

次のようなときは、ピルか漢方かを決める前に、婦人科で相談することをおすすめします。PMDDのように気分の症状が強いタイプでも、我慢せず相談して大丈夫です。

相談の目安チェック

1つでも当てはまる場合は、婦人科で相談してみましょう。オンライン診療で相談できる場合もあります。

よくある質問

PMSのイライラにはピルと漢方どっちがいいですか?

どちらが優れているとは言えず、症状やご希望によって合う方法が変わります。生理痛や避妊も考えるならピル、ホルモン剤に抵抗があるなら漢方が選択肢になります。迷うときは医師に相談してください。

ピルを飲むと逆にイライラするって本当ですか?

飲み始めに気分の変化を感じる人はいると言われています。多くは数か月で落ち着くとされますが個人差があります。続く場合は種類の変更などができることもあるため、処方した医師に相談してください。

PMSの漢方とピルは併用できますか?

併用できる場合が多いと言われていますが、組み合わせによって注意が必要です。セントジョーンズワートなどのサプリも含め、飲んでいるものをすべて医師や薬剤師に伝えてください。

ピルでイライラが軽くなるまでどのくらいかかりますか?

個人差が大きく、飲み始めてすぐではなく数周期かけて様子を見ることが多いとされています。効果を保証するものではないため、気になる変化があれば医師に相談してください。

PMSのイライラ対策のまとめ

まとめ

  • PMSのイライラは、生理前のホルモン変動などが関わると考えられている
  • ピルはホルモンの変動を抑える方向、漢方は体質に合わせて整える方向で、優劣はない
  • ピルの飲み始めに気分が揺れる人もいるが、種類の変更など相談できる方法がある
  • 併用できる場合も多いが、サプリを含めて医師・薬剤師に必ず伝える
  • 日常生活に支障が出るほどつらいときは、我慢せず婦人科へ

エニピルでは、低用量ピルのオンライン診療・処方を行っています。ピルが気になるけれど通院の時間が取れない、という方は、症状や不安をそのまま医師に伝えてみてください。

ピルでも漢方でも、いちばん大切なのは、自分に合う方法を無理なく続けることです。

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尾崎 功治

記事の監修

尾崎 功治 医師

北京大学医学部卒業後、中国医師免許・日本医師免許を両国で取得。帰国後、都内大学病院・総合診療科常勤医として勤務し外国人患者に特化した診療・医療インバウンドに従事。現マーチクリニック院長として外国籍患者の診療や医療インバウンドを行う傍ら、前職エンジニアで現在も医療アプリの開発・コンサルテーション等、医療分野における事業展開のサポートに携わる。
【所属学会】
日本美容皮膚科学会・国際臨床医学会所属
マーチクリニック

この記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療に代わるものではありません。症状や服用中の薬について不安がある場合は、医師・薬剤師に相談してください。

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