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産婦人科でアフターピルだけもらえる?通院より手軽なオンライン診療とのメリット・デメリットを徹底比較!

2025-03-03ピル

エニピル

避妊に失敗した際に服用するアフターピル、どうやって入手すればいいの?

実は、産婦人科での処方だけでなく、オンライン診療でももらえるんです。

この記事では、産婦人科でアフターピルを処方してもらう際の流れや必要な検査について解説します。

また、対面診療とオンライン診療のメリット・デメリットを比較し、自分に合った方法の選び方をアドバイスします。

副作用や注意点、よくある質問にもお答えするので、是非ご覧ください。

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尾崎 功治

記事の監修

尾崎 功治 医師

北京大学医学部卒業後、中国医師免許・日本医師免許を両国で取得。
帰国後、都内大学病院・総合診療科常勤医として勤務し外国人患者に特化した診療・医療インバウンドに従事。
現マーチクリニック院長として外国籍患者の診療や医療インバウンドを行う傍ら、前職エンジニアで現在も医療アプリの開発・コンサルテーション等、医療分野における事業展開のサポートに携わる。
【所属学会】
日本美容皮膚科学会・国際臨床医学会所属
マーチクリニック

アフターピルを産婦人科で処方してもらう方法

エニピル

アフターピルは避妊に失敗した際に飲む緊急避妊薬です。

ここでは、産婦人科でアフターピルを処方してもらう方法について解説します。

アフターピルとは何か

アフターピルは、避妊に失敗した際や性被害にあった場合に使用する緊急避妊薬です。

主成分である黄体ホルモン(プロゲステロン)が、排卵を抑制したり受精卵の着床を阻害したりすることで、妊娠を防ぐ効果を発揮します。

アフターピルは、性交後72~120時間以内に服用することで高い避妊効果が期待できますが、できるだけ早めの服用が推奨されています。

アフターピルを処方してもらう際の流れ

アフターピルを処方してもらうためには、産婦人科を受診する必要があります。

以下は一般的な処方の流れです。

  • 避妊に失敗したことに気づいたら、できるだけ早めに産婦人科を予約する
  • 診察時に、避妊失敗の状況や時期、月経周期などを詳しく説明する
  • 医師による問診と必要な検査を受ける
  • 処方された用法・用量を守ってアフターピルを服用する
  • 副作用や服用後の注意点について医師の指示に従う

「処方薬」になるため、医師による診察が基本的に必須です。

一部、ドラックストアでのテスト販売が開始されていますが、購入できる店舗はまだ非常に少ない状態です。

産婦人科への通院が難しい場合、オンライン診療での処方も検討しましょう。

アフターピルの処方に必要な検査や問診

アフターピルを安全に処方するために、医師は患者の状態を詳しく確認する必要があります。

主な確認事項は以下の通りです。

  • 妊娠の有無
  • 月経周期や最終月経の時期
  • 避妊失敗のタイミングと状況
  • アレルギーや服用中の薬の有無
  • 血栓症などの既往歴や家族歴

これらの情報を元に、医師がアフターピルの処方可否を判断します。

的確な診断のために、患者は正直に情報を伝えることが大切です。

アフターピルの処方を受けるタイミング

アフターピルは、性交後できるだけ早く服用するのが効果的です。

  • 性交後24時間以内の服用でより高い効果が期待できる
  • 120時間(5日)を超えると効果が期待できない

アフターピルには2種類あり、違いは以下の通りです。

薬剤名 避妊が可能な時間 避妊成功率 有効成分
エラ 120時間 97.8% ウリプリスタール酢酸エステル
レボノルゲストレル 72時間 97.5% レボノルゲストレル

アフターピルは月経周期のどのタイミングでも服用可能ですが、排卵日直前の服用は避妊効果が低下する可能性があります。

アフターピルの処方料金や保険適用

アフターピルの処方費用は、保険適用外のため全額自己負担となります。

産婦人科への通院、オンライン診療ともに保険適用外となります。

アフターピルは1回1錠服用するお薬ですが、1錠当たりの金額は8,000円~12,000円程度です。

処方を受ける場所や、薬剤の種類(エラ・レボノルゲストレル)により異なります。

産婦人科での対面診療とオンライン診療の比較

アフターピルを処方してもらう際には、対面診療とオンライン診療の2つの選択肢があります。

対面診療とオンライン診療の違い

対面診療は、実際に医療機関に足を運び、医師と直接面談して診察を受ける従来型の診療方法です。

一方、オンライン診療は、電話やビデオ通話を介して医師と相談し、処方箋を受け取る新しい診療形態です。

対面診療について

従来の対面診療には、医師との直接的なコミュニケーションを通じて得られる多くの利点があります。

特に詳細な身体診察が必要な場合には、対面診療が最適な選択肢となります。

メリット

    • 医師による詳細な問診と身体診察が可能で、特に初めての方には安心
    • 他の婦人科的な悩みについても相談しやすい環境

デメリット

    • 医療機関への移動時間や待ち時間がかかるため、時間的な負担が大きい
    • 診察室での対面では、プライバシーの面で不安を感じる人も
    • 医療機関によっては予約が取りにくい場合がある

オンライン診療について

スマホ1つで完結するオンライン診療は便利で効率的な医療サービスとして注目を集めています。

特に時間や移動の制約がある方にとって、新しい選択肢として期待されています。

メリット

    • 来院の必要がなく、自宅から相談できるため、時間の節約
    • 24時間診療可能なサービスもあり、特に早く飲む必要のあるアフターピルには最適
    • 来院の必要がないため、プライバシーが保たれやすい
    • 処方後の薬剤は自宅へ配送、多くのサービスが最短翌日到着

デメリット

    • 対面でのコミュニケーションではないため質問や相談がしにくい場合も
    • 天候等の影響により、薬剤の配送が遅れる場合がある

自分に合った診療方法の選び方

アフターピルの処方を受ける際には、自身の状況に合わせて最適な診療方法を選ぶことが大切です。

プライバシーを重視し、利便性を求める人にはオンライン診療が適しているでしょう。

一方で、服用に対して不安をお持ちの方はコミュニケーションのとりやすい対面診療を選ぶとよいかもしれません。

アフターピルの安全性と副作用

エラとレボノルゲストレルの写真

ここでは、アフターピルの効果や仕組み、安全性、副作用について詳しく解説します。

アフターピルの効果と仕組み

アフターピルは、黄体ホルモンを主成分とする薬剤で、避妊に失敗してから72~120時間以内に服用することで、約98%の確率で妊娠を防ぐことができます。

避妊ができる仕組みは、以下の3つの作用によるものです。

  • 排卵を遅らせる
  • 子宮内膜の増殖を抑制する
  • 受精卵の着床を阻害する

そもそも妊娠のプロセスとして、卵巣から卵子が卵管に排出され、そこで精子と出会うことで受精します。

その後、受精卵がふかふかになった厚みのある子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。

アフターピルの3つの作用により、排卵を遅らせることで「卵子と精子が出会う確率を減らし」子宮内膜の増殖を抑制することで「受精卵が着床することを防ぎ」、妊娠を阻止するのです。

このように、排卵前の服用が最も高い確率で妊娠を防止することができますが、すでに排卵している場合でも効果は見込めます。

アフターピルの安全性

アフターピルは、世界保健機関(WHO)によって安全性が確認されています。

健康な女性であれば、特に問題なく服用できるとされています。

ただし、喫煙者や45歳以上の女性、肥満の方などは、血栓症のリスクが高くなる可能性があるため、注意が必要です。

アフターピルの副作用の種類と症状

アフターピルの副作用は、一般的に軽度で一時的なものです。

主な症状は以下の通りです。

  • 吐き気、嘔吐
  • 下腹部痛
  • 不正出血
  • 頭痛、めまい
  • 倦怠感

これらの症状は、服用後数時間以内に自然に改善することがほとんどでが、「吐き気」は注意が必要です。

服用後すぐに嘔吐してしまった場合、十分な避妊効果を得られない可能性がありますので、心配な方は吐き気止め薬の併用も検討しましょう。

基本的には、重篤な副作用の報告は非常に少なく、安全性は高いと考えられています。

アフターピルの服用前に注意が必要な方々

以下の方々は、アフターピルの服用を慎重に判断しなくてはいけません。

  • 妊娠中または妊娠の可能性がある場合
  • 血栓症の既往歴がある場合
  • 重度の肝機能障害がある場合
  • 乳がんの既往歴がある場合
  • ポルフィリン症の患者

これらの条件に該当する方は、アフターピルの使用を避けるか、医師との慎重な相談が必要です。

また、服用前には必ず薬剤師による指導を受け、正しい用法・用量を守ることが大切です。

アフターピルに関するよくある質問

アフターピルに関して、よくある質問にお答えします。

効果や繰り返し使用の可否、緊急避妊薬との違いなどを解説していきます。

アフターピルの繰り返し使用は可能?

アフターピルは、繰り返し使用することは可能です。

度服用したとしても、健康被害や避妊成功率が落ちるといった事実はありません。

しかし、何度も服用しなくてはいけない状態であることは、ご自身の心と身体の負担になってる場合があるかもしれません。

アフターピル以外の避妊方法を検討、他の選択をとることが難しい場合は産婦人科へ相談することも大事でしょう。

アフターピルに関する相談窓口は?

アフターピルについて不安や疑問があれば、一人で悩まずに専門家に相談しましょう。

婦人科クリニックや女性健康支援センターなどが相談に乗ってくれます。

特に、服用後の副作用や継続的な避妊法の選択については、医師によるアドバイスを受けることが大切です。

  • 婦人科医に相談し、適切な検査を受ける
  • 避妊法を見直し、自分に合ったものを選ぶ
  • パートナーとよく話し合い、お互いの健康を守る

アフターピルも含めた避妊について、正しい知識を持ち、適切に使用することが何より大切だと言えるでしょう。

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エニピル

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アフターピルを産婦人科で処方してもらう方法のまとめ

この記事では、アフターピルを産婦人科で処方してもらう際の流れや注意点、対面診療とオンライン診療のメリット・デメリットを比較しました。

  • 避妊に失敗したら72~120時間以内にアフターピルを服用する必要がある
  • アフターピルには医師の診察が必須
  • 対面診療は詳細な診察ができるが、オンライン診療は利便性とプライバシーに優れる
  • アフターピルの主な副作用は吐き気や不正出血だが、重篤なものは少ない

アフターピルは避妊に失敗したときに飲む緊急避妊薬でが、避妊を成功させるには制限時間があり、できるだけ早く服用することが重要です。

産婦人科への通院、オンライン診療受診ともに、アフターピルを処方してもらう手段ですので、自分に合った手段を取りましょう。

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