低用量ピルの避妊・PMSへの効果はいつから?早く効果を得るための正しい服用方法も解説| エニピルのピル情報コラム(最短当日オンライン診療のanypill)
低用量ピルは避妊に用いられるイメージが強い方も多いと思いますが、実際は生理痛やPMS(生理前症候群)の緩和、肌荒れの改善などさまざまな用途で用いられます。
一方で、低用量ピルは使用する目的によってどのくらいの期間に渡って服用すれば効果が現れるかが異なります。
そこで今回は低用量ピルの使用目的ごとに、いつから効果が出るのかについて具体的に紹介します。
そもそも効果が出る仕組みや、早く効果を得るための正しい服用方法についても解説しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
低用量ピルの効果はいつから出る?
まずは低用量ピルの効果がいつから出るのかについて、服用の目的ごとにそれぞれ解説します。
避妊効果は8日後
低用量ピルは、正しく服用を始めてから8日目以降に避妊効果を得られるようになります。
ピルは基本的には生理日1日目から5日目までの間に服用を開始しますが、7日間正しく服用できれば、排卵が抑制され8日後から避妊効果が得られます。
それまでの間は必ずコンドームなど他の避妊方法を併用してください。
PMSや生理痛の改善は約1ヵ月後
PMSや生理痛の改善効果は、低用量ピルを服用し始めてから約1ヵ月後の次の生理から実感しやすくなります。
ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンが月経周期を安定させ、女性ホルモンの大幅な変動を抑えることで、PMSや生理痛を軽減します。
個人差はありますが、継続して服用することで症状の緩和が期待でき、定期的な服用を続けることで、さらに効果が実感しやすくなります。
ニキビや肌荒れの改善2~3ヵ月後
ニキビや肌荒れの改善には、低用量ピルの服用開始から2~3ヵ月が必要です。
ピルに含まれるホルモンが皮脂の分泌を抑え、ホルモンバランスを整えることで、肌トラブルを改善します。特にホルモンバランスの乱れや過剰な皮脂分泌が原因のニキビや肌荒れに有効です。
ただし、服用し始めたばかりで体がピルに慣れていないころは逆に肌荒れが起きてしまう可能性も。
服用を続けることで体がホルモンバランスに慣れていき、肌の調子が徐々に改善されていくことが期待できますので、途中で諦めずに医師の指導のもと適切に継続していていきましょう。
卵巣や子宮内膜がん予防は長期的な服用で
低用量ピルは、長期的に服用することで卵巣がんや子宮内膜がんのリスクを減らす効果があります。
5~10年間にわたってピルを継続的に服用することで、これらのがんの発症リスクが大幅に低下することが研究で示されています。
さらに長期間ピルを服用していれば、服用をやめた後でも発症のリスク低下効果が継続されるという報告もあります。
がん予防にはピルの服用だけでなく、定期的な検診も重要となりますので、医師と相談しながら長期的な健康管理を行いましょう。
低用量ピルの効果が出る仕組み
低用量ピルは、避妊や生理痛の緩和など様々な効果がありますが、なぜこのような効果を得られるのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここからは低用量ピルの効果が出る仕組みを紹介します。ピルの服用を検討している方は、ぜひ仕組みもきちんと理解しておきましょう。
避妊効果
低用量ピルはエストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンを含んでおり、このホルモンの組み合わせが排卵を抑制することで避妊効果を発揮します。
まず、エストロゲンが脳に働きかけ、卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの分泌を抑えます。これにより排卵が抑制されます。
さらに、プロゲステロンが子宮頸管粘液、いわゆるおりものを濃くネバっとさせることで、精子が子宮内に進入するのを困難にします。
また、子宮内膜の環境を変えることで、受精卵が着床しにくい状態にします。これらの作用が組み合わさることで、高い避妊効果が得られます。
PMSや生理痛の改善
PMSや生理痛は月経周期に伴う女性ホルモンの急激な変動が原因ですが、低用量ピルは体内のホルモンレベルを一定に保つことで、これらの症状を和らげます。
エストロゲンとプロゲステロンが作用して、子宮内膜の過剰な増殖を抑え、月経時の出血量を減少させるため、経血量が減り、痛みも軽減されます。
また、ホルモンバランスの安定化により、イライラや不安などの精神的な症状も軽減されます。
ピルを継続的に服用することで、毎月の女性ホルモンの大幅な変動が抑えられ、これに伴う不快な症状も改善されるのです。
ニキビや肌荒れの改善
ニキビや肌荒れは、ホルモンバランスの乱れや皮脂の過剰分泌が原因となりますが、低用量ピルは皮脂分泌を行う黄体ホルモンの増加を抑える働きがあります。
これにより、皮脂分泌量が減少し、毛穴の詰まりや炎症が軽減されます。
またピルの継続的な服用により肌の状態が安定し、長期的な肌荒れの予防にもつながります。
卵巣や子宮内膜がん予防
低用量ピルの長期的な服用は、卵巣がんや子宮内膜がんのリスクを減少させることが研究で示されています。
卵巣がんは排卵回数の多さが発症の原因と考えられていますが、現代女性は出産回数が減少していることにより生涯の月経回数が昔よりかなり多くなっています。
そこでピルに含まれるホルモンが排卵を抑えることで、排卵時のストレスを軽減し、卵巣がんを予防する働きがあると考えられています。
また子宮内膜がんはエストロゲンの値が高いことが原因とされていますが、ピルでホルモンバランスを整えることで子宮内膜がんの発症を予防します。
なお、これらの効果を得るためには、数年間の継続的な服用が推奨されますので、医師と相談しながら正しく服用を続けましょう。
【注意】正しく服用しないと効果が出ない!
低用量ピルは、毎日同じ時間に服用することが重要です。
しかし、万が一飲み忘れた場合には、適切な対処法を知っておくことが大切です。
ここからは飲み忘れた日数ごとにどのような対処法を取るべきかについて詳しく解説します。
飲み忘れた時の対処法
気が付いた時点で飲み忘れた分のピルをすぐに服用し、その日の分のピルは通常通りの時間に服用します。
飲み忘れに気が付いた時間が翌日の普段服用している時間と近い場合は、いつも服用している時間に2錠まとめて服用しても問題ありません。
この場合は避妊確率が極端に下がる可能性は低いとされています。
気が付いた時点で2日分のピルを一度に服用し、その後はいつも通りの時間に服用するようにしましょう。
この場合、避妊確率が低下する可能性が高いため、ピルを再開した日から少なくとも1週間は、他の避妊方法を併用してください。
一時服用を停止します。
残りのピルは破棄し、自然に生理がくるのを待ち、生理が来たら新しいシートで服用を再開してください。
この場合、新しいシートの服用を始めた日から少なくとも8日後までは、必ず他の避妊方法を確実に併用しましょう。
定期的な服用が大切な低用量ピルだからこそ、忘れない工夫を日常生活に取り入れてみましょう。
低用量ピルの効果に関するよくある質問【Q&A】
低用量ピルの効果に関してよくある質問を紹介します。疑問点や不安な点がある方はぜひチェックしてみてください。
ピルを生理ではないときに飲み始めても効果はある?
生理ではないときにピルを飲み始めても、服用を続けることで効果を得られます。
生理不順などでなかなか生理が始まらない場合など、医師の判断によっては妊娠していないことを確認した上で生理日を待たずにピルの服用を始めることもあります。
ただし効果を得られるタイミングは服用を始めたタイミングで異なります。
特に避妊を目的にピルを服用する場合は、避妊効果を得られる時期を医師に確認の上、必ずコンドームなど他の避妊方法を併用しましょう。
ピルを飲むのをやめるとすぐ効果がなくなる?
ピルを飲むのをやめると、これまで得られていた効果が翌日からすぐになくなるわけではありませんが、徐々に効果がなくなっていきます。
ピルの服用中止後、1ヵ月~3ヵ月程度で通常の排卵が再開し、服用前の体に戻っていきます。
これまでピルで生理痛や肌荒れなどを抑えていた人には、排卵の再開とともにこれらの症状が復活する可能性があるため、ピルをやめる際は自己判断ではなく医師と相談しておきましょう。
ピル休薬期間も避妊効果はある?
きちんと正しく服用していれば、休薬期間中も避妊効果は維持されます。
休薬期間は通常7日間で、この間に月経のような出血が起こりますが、服用を中止しない限りホルモンの作用が続くため避妊効果は保たれます。
ただし、休薬期間を過ぎてもピルを再開しないと避妊効果が低下しますので、休薬期間後のピルの再開を忘れないようにしましょう。
ピル服用中は避妊効果があるからコンドームをしなくてもいい?
低用量ピルは高い避妊効果がありますが、性感染症の予防にはなりませんので、必ずコンドームを使用しましょう。
またピルには飲み忘れのリスクもありますので、性感染症の予防だけでなく、確実な避妊のためもコンドームを併用することをおすすめします。
オンラインでピル処方!低用量ピルの処方ならエニピル
低用量ピルは避妊だけでなく、生理痛やPMSの緩和、肌荒れ改善、卵巣がん予防など、女性にとってさまざまなメリットがあります。
一方で、低用量ピルは原則産婦人科で医師の診察のもと処方してもらう必要があります。
しかし仕事が忙しくてなかなか産婦人科に通えなかったり、産婦人科を受診することに何となく抵抗感を覚えてしまう方も多いのが現状です。
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低用量ピルの効果に関するまとめ
本記事で紹介した低用量ピルの効果について、次のとおりまとめました。
低用量ピルは避妊に用いられるイメージがありますが、実際は辛い生理痛やPMSの緩和、肌荒れ改善、がん予防などさまざまな効果があります。
服用目的によって効果を得られるまでの日数が異なりますが、いずれにしても毎日同じ時間に正しく服用する必要があることには注意しましょう。
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