低用量ピルの種類と値段一覧！避妊目的でも保険適用になる？| エニピルのピル情報コラム（最短当日オンライン診療のanypill）
1日1回服用することで、生理痛の軽減や避妊に効果がある「低用量ピル」。
毎日服用するものだからこそ、低用量ピルにかかる費用が気になるという方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、低用量ピルの種類や値段、保険適用の有無についてわかりやすく解説します。
緊急避妊に効果的なアフターピルについても説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
低用量ピル｜正しい服用で99％避妊効果がある
低用量ピルは、1日1錠決まった時間に服用することで99%以上の避妊効果があります。
ピルには女性ホルモンが含まれており、排卵を防止する役割があるため、妊娠を防ぐことができるのです。
低用量ピルは高い確率の避妊効果があります。
しかし、服用をやめればすぐに妊娠できるので、近い将来妊娠を考えている方でも安心して服用できるでしょう。
男性が使用するコンドームとは異なり、女性自ら妊娠リスクを回避できるというのは低用量ピルのメリットの一つ。
ただし、性病の予防にはならないため、低用量ピルを服用する場合でもコンドームと併用するのがおすすめです。
低用量ピルの仕組みとは？
低用量ピルには「①排卵の抑制」「②子宮内へ精子の侵入を防止」「③受精卵着床を抑制」の3つの働きがあります。
低用量ピルを服用すると、ピル内に含まれている女性ホルモンの濃度が上昇します。
通常、卵子は脳から命令を受けて成長しますが、体内の女性ホルモンの濃度が上昇することで脳の排卵中枢に抑制をかけるのです。
これが「①排卵の抑制」です。
子宮の入り口には頸管粘液というものがあり、子宮内への細菌の進入を防ぐ働きがあります。
低用量ピルを服用し女性ホルモンが働くことで、頚管粘液の粘度が高まり、「②子宮内へ精子の侵入を防ぐ」ことにつながるのです。
低用量ピルを服用することで、受精卵のクッションの働きがある子宮内膜が薄くなります。
そのため、もし排卵が起きて受精した場合も、「③受精卵着床を抑制」し、妊娠を防ぎます。
低用量ピルの効果は？
低用量ピルはもともと避妊を目的に作られた薬ですが、その他にも以下にまとめたように、女性にとって良い効果が複数あります。
とくに低用量ピルは、生理痛や月経前症候群(PMS)による体調の変化を感じている女性の味方と言えるでしょう。
低用量ピル｜種類と価格一覧
ピルにはさまざまな種類のものがあります。
それぞれのホルモンの配合量によって超低用量・低用量・中用量・アフターピルと呼び方が異なり、今回解説する低用量ピルはホルモン配合量0.05mg以下のものです。
また、低用量ピルに使用される「黄体ホルモン」の種類によって、第一世代〜第四世代に分けられ、それぞれによって特徴が異なります。
ここからは、低用量ピルの種類と価格について、それぞれの世代ごとに分けてわかりやすく解説します。
第一世代｜日本で初めて承認された低用量ピル
「ノルエチステロン」という黄体ホルモンが含まれる第一世代の低用量ピルには、生理中の出血量軽減や生理痛を和らげる効果が高いです。
起こりうる副作用としては、不正性器出血や吐き気の他に、不正性器出血の発生頻度が高いと言われています。
| 薬剤名 | 価格(1か月分) | 効果 | 特徴 | 保険適用 |
|---|---|---|---|---|
| ルナベル(LD/UDL) | 8,140円(税込) | 月経困難症の改善 | 避妊効果が承認されていない | 有 |
| フリウェルLD | 3.663円(税込) | 月経困難症の改善 | 避妊効果が承認されていない | 有 |
| シンフェーズ | 2,563円(税込) | 避妊・子宮内膜症の治療 | 週末に生理がかぶらない | 無 |
第二世代｜第一世代よりの不正出血の副作用が起こりにくい低用量ピル
第二世代の低用量ピルには、「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンが含まれます。
第一世代と比較すると、エストロゲンの総用量が少なく、不正性器出血も起こりにくいです。
さらに、生理周期をコントロールする効果も高いです。
起こりうる副作用としては、頭痛や体重増加の他に重大な副作用として血栓症がごくまれに報告されています。
ピル服用中に体調の変化を感じた場合は、すぐに担当医に相談してください。
| 薬剤名 | 価格(1か月分) | 効果 | 特徴 | 保険適用 |
|---|---|---|---|---|
| トリキュラー | 2,563円(税込) | 避妊・生理周期のコントロール | ピル内服中の不正出血の発生率が低い | 無 |
| アンジュ | 2,563円(税込) | 避妊・生理周期のコントロール | ピル内服中の不正出血の発生率が低い | 無 |
| ラベルフィーユ | 2,563円(税込) | 避妊・生理周期のコントロール | トリキュラーのジェネリック医薬品 | 無 |
第三世代｜男性ホルモンの作用が少ない低用量ピル【ニキビや肌荒れに効果的】
第三世代の低用量ピルは、黄体ホルモンのはたらきを強めることで男性ホルモンの活性を抑制します。
男性ホルモンが作用しにくいことで、ニキビや肌荒れの改善に効果的です。
起こりうる副作用としては頭痛や胸の張り、肝機能異常などが挙げられます。
| 薬剤名 | 価格(1か月分) | 効果 | 特徴 | 保険適用 |
|---|---|---|---|---|
| マーベロン | 2,563円(税込) | 避妊・ニキビや肌荒れの改善 | 避妊成功率が高い | 無 |
| ファボワール | 2,563円(税込) | 避妊・ニキビや肌荒れの改善 | マーベロンのジェネリック医薬品 | 無 |
第四世代｜ホルモン変動少なく副作用が起こりにくい低用量ピル
第四世代の低用量ピルには、「ドロスピレノン」という黄体ホルモンが含まれます。
第四世代は、性ステロイドではなく利尿ホルモンを元につくられているため、むくみにくいということが大きな特徴です。
起こりうる副作用としては頭痛や不正出血の他、血栓症が報告されています。
万が一ピル服用中に体調の変化を感じた場合は、必ず担当医に相談してください。
| 薬剤名 | 価格(1か月分) | 効果 | 特徴 | 保険適用 |
|---|---|---|---|---|
| ヤーズ | 9,570円(税 | 月経困難症の改善 | 女性ホルモン低下によって起きる症状が軽減 | 有 |
| ヤーズフレックス | 9,900円(税込) | 月経困難症の改善 | 最長120日連続で服用可能 | 有 |
避妊目的でも保険適用になる？
一般的に低用量ピルは毎日服用するもの。
そのため、金銭的に負担を感じる人も多く、保険適用になるのか疑問を抱く方もいるでしょう。
低用量ピルは医師の診察を受け、「病気の治療として低用量ピルを服用する必要がある」と医師が判断し、処方したものに関しては健康保険が適用されます。
ただし、日本では妊娠は病気ではないと判断されるため、避妊が目的の場合は健康保険適用外となります。
月経コントロールなども病気を治療する訳ではないので、同じく保険適用外なので注意が必要です。
緊急避妊の場合はアフターピル
避妊をしなかった、もしくは避妊に失敗した場合の、緊急措置としては「アフターピル」を服用します。
アフターピルは、避妊せずに行った性交後72～120時間以内に服用しなければいけません。
アフターピルの仕組みは「排卵を抑制すること」と「着床できないようにすること」の2つ。
排卵が行われる前、遅くとも着床する前に服用すれば避妊効果が高いと言われているため、疑われる行為後は早急に服用しましょう。
また、アフターピル服用後は90%の女性が生理予定日1週後以内に生理があります。
この時期までに生理がきていない場合は妊娠している可能性があるため、一度産婦人科を受診してください。
アフターピルは低用量ピルなどとは異なり、あくまで「緊急用」の避妊薬。
避妊もせず無計画に性行為を行い、何度もアフターピルに頼るというのは、経済的にも身体的にも負担が大きいです。
さらに、アフターピルでは性感染症を予防することはできないため、自分の体を守るためにも性行為の際にはコンドームを装着するようにしましょう。
低用量ピルを服用できない人
低用量ピルは誰でも服用できるわけではありません。
とくに、血栓症など命に関わる副作用が起こるリスクが高い方や 、アレルギーを持つ方は注意が必要です。
ピルを処方する際は、医師が身長や体重、喫煙の有無、アレルギーの有無、病歴などを確認し、ピルの処方が可能であるか判断します。
以下では、低用量ピルを服用できない方の例を紹介します。
上記は一例にすぎず、この他にもピルを服用できない場合があるので、必ず医師の診察を受けてから服用しましょう。
未成年・高校生でも服用可能
ピルは初潮から6か月経っていれば服用できるため、未成年・高校生でも服用を検討できます。
ただし、病院やクリニックによっては、診察やピル処方に保護者の同意・同席を求められる場合もあるので注意が必要です。
また、オンライン診察では年齢制限をしている場合もあります。
診察などの予約をする前に、HPのQ&Aや問合せフォームから事前に確認するとよいでしょう。
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また、最短で翌日にポストに届き、シンプルな包装となっているため、中身を家族や恋人に知られたくない方にもおすすめ。
低用量ピルは避妊だけではなく、生理痛やPMSの改善、肌荒れの改善などにも効果があります。
ピルは気になるけど、受診のハードルが高いと感じている方は、ぜひ一度エニピルで試してみてはいかがでしょうか。
エニピルを利用して低用量ピルを服用している方の実際の声を紹介します。
低用量ピルの種類と値段一覧についてまとめ
避妊の他にも生理痛の軽減やPMSの症状緩和、ニキビなどの肌荒れ改善などの効果がある低用量ピル。
女性の身体を守ることはもちろん、生活の質を上げることにも役立ちます。
使用する目的によってさまざまな種類のピルがあり、値段も異なるため、気になることがある方はお気軽にご相談ください。
仕事や家事で忙しくなかなか時間をとれない方には、エニピルのオンラインピル処方サービスがおすすめです。
