アフターピルを服用後に妊娠検査薬を使用するタイミングと薬の効き方について解説
避妊に失敗したときに服用するアフターピルは2種類あり、ともに排卵を抑制する効果があります。
アフターピル服用後は、結果が分かるまで本当に薬が効いているのか、避妊に成功しているのか分からずにずっと不安なままですよね。
いち早く判定できるのが妊娠検査薬ですが、使用する適切なタイミングがあり、早すぎると正しい結果を知れません。
妊娠検査薬を使用するのになぜ適切なタイミングがあるのかを知り、アフターピルの正しい知識を理解できれば結果を落ち着いて受け止められます。
もし陽性になってしまった場合にやるべきことも解説しますので、今からアフターピルを服用するならぜひ参考にしてみてください。
アフターピルに関する心配事について考えるなら、ご自身の状況を客観的に整理することも大切です。
エニピルではアフターピルに関する専門家が24時間つねに待機しているため、自分の好きなタイミングで相談できるため便利です。
LINE公式アカウントを登録すればすぐに利用できるため、すぐに相談してみましょう。
アフターピルに期待できる効果と服用方法について
アフターピルは排卵を抑制して妊娠を防ぐ効果を有しています。
現在利用されている緊急避妊薬は大きく分けて2種類の薬剤があり、それぞれの妊娠阻止率と服用できる期限が異なります。
薬剤名 | エラ(ウリプリスタール) | レボノルゲストレル |
---|---|---|
服用方法 | 性交後120時間(5日)以内に1回1錠 | 性交後72時間(3日)以内に1回1錠 |
妊娠阻止率(24時間以内に服用した場合) | 98%
※120時間維持 |
97%
※時間の経過とともに85%まで低下 |
妊娠の可能性 | 1.5% | 2.0~3.0% |
レボノルゲストレルは日本で承認されている唯一の緊急避妊薬です。
エラは海外で承認されていますが、日本では未承認の成分ですが、レボノルゲストレルと比べると高い効果を発揮します。
いずれのアフターピルも一度の服用で避妊効果があらわれ、正しく服用すれば妊娠を防げる可能性は非常に高いです。
どちらの種類であっても早めに服用するほど避妊成功率が高くなる点も共通しています。
ただし完全に妊娠を防げるわけではないため、服用したからと安心せず、後日妊娠検査薬で確認するようにしましょう。
エラ(ウリプリスタール)は120時間以内の服用
エラ(ウリプリスタール酢酸エステル)は、性行為後120時間(5日)以内に服用できるアフターピルです。
服用の時間的猶予が長く、排卵直前のタイミングに飲んでも効果を発揮しやすいとされています。
アフターピルは服用するタイミングが早ければ早いほど効果が期待できますが、エラの場合は経過時間による避妊効果の低下が少なく、高い避妊成功率を維持できるのが特徴です。
副作用で吐き気、頭痛、倦怠感などが一時的にあらわれる可能性はありますが、発現頻度はレボノルゲストレルより低く、多くの国で緊急避妊薬として用いられています。
「日本で承認されていないから不安」と考える方もいるかもしれません。
しかし海外では、風邪薬や頭痛薬などと同じ扱いをされており、簡単に入手できることから安心して服用できると認識されている薬です。
日本のクリニック医師も、海外での実績を知っているからこそ使用を推奨しているのです。
避妊に失敗したことに気づいたタイミングが少し遅れてしまったら、迷わずエラを選ぶことをおすすめします。
レボノルゲストレルは72時間以内の服用
レボノルゲストレル錠は、性行為後72時間(3日)以内に服用する必要がある従来型のアフターピルです。
日本で承認されている緊急避妊薬で、一般的に「ノルレボ錠」「マドンナ」などの商品名で処方されています。
レボノルゲストレルは避妊失敗からできるだけ早く服用するほど効果が高い薬です。
72時間以内であればおおむね有効な薬ではありますが、経過時間とともに効果は徐々に低下し、72時間ギリギリの服用では避妊成功率も下がってしまいます。
24時間以内に服用できれば、妊娠を防げる確率が97%と高い効果が期待できますが、24時間以降の服用では妊娠阻止率は約85%まで低下すると報告されているのです。
レボノルゲストレルの副作用は、一時的な吐き気や頭痛、めまいなどがありますが、多くの場合軽度で済みます。
もし72時間をすぎてしまった場合は、120時間対応が可能なエラを選ぶようにしましょう。
アフターピルを服用して妊娠検査薬を2週間後に使用するときの考え方
アフターピル服用後、2週間ほどで妊娠検査薬を使用しても正確な結果が得られない可能性が高いです。
生理予定日より大幅に早い時期に検査をすることを「フライング検査」といいますが、フライングでは確実な結果が出ないことが多いです。
検査時期が早すぎると、陰性と出ても実際には妊娠している(偽陰性)ケースや、その逆に妊娠していないのに陽性反応が出る(偽陽性)ケースが起こる可能性があります。
2週間後の検査で陰性だった場合も、まだ油断はできません。
後日改めて検査をし直すか、3週間目を待って再度確認する必要があります。
逆に陽性が出た場合も、念のため数日後に再検査するか、医療機関で正確な診断を受けるようにしてください。
アフターピル服用後は出血が起こることで妊娠の有無を確認できるケースもあります。
服用後3日~1週間以内に生理初期と同じような出血が起きたか確認できると、避妊が成功している可能性が高いため安心できるでしょう。
アフターピル服用後の2週間は不安な日々かもしれませんが、心配しすぎると自律神経が乱れるなどして通常の生理がずれる可能性があります。
焦らず落ち着いて、心配しすぎないことも大切です。
服用して2週間のうちに、もし疑問点や不安があったときに処方元にすぐに相談ができると安心しますよね。
オンライン診療のエニピルでは、アフターピル処方後に24時間いつでも何度でも専門家に無料で相談できるサービスを備えています。
またアフターピル処方時も、妊娠検査薬とのセットを処方してもらえるため、検査薬を購入するためにドラッグストアへ行く必要もありません。
まだアフターピルを服用していないのであれば、ご自身に合ったアフターピルを相談でき、妊娠検査薬も同時に入手できるエニピルを利用しましょう。
エニピルは公式LINEアカウントを登録すればすぐに専門家におつなぎできるため、まずはご自身の状況を客観的に整理するためにも相談してみてくださいね。
出血の有無も同時に確認する
服用後3日~1週間以内に、2〜3日程度の消退出血と呼ばれる少量の出血がみられると、アフターピルが効果を発揮して避妊に成功した可能性が高いです。
その後いつもの生理予定日に生理が来れば、確実に妊娠を回避できています。
消退出血は服用した方全員に起こる出血ではないため、1週間以内に出血しないケースも少なくありません。
出血の有無は、アフターピル服用後の出血はひとつの指標として考えておきましょう。
服用から3週間以上経過しても全く出血がない場合は、避妊に失敗している可能性が否定できません。
出血が全くない場合は妊娠検査薬で妊娠の有無を確認するか、産婦人科を受診して医師に検査をしてもらいましょう。
アフターピルの影響で生理のタイミングが数日早まったり遅れたりしてずれることもあります。
とにかく心配しすぎない
心配のしすぎはストレスとなり、かえって生理が遅れる原因にもなります。
避妊に失敗すると「妊娠してしまったかも」という不安で頭がいっぱいになりますよね。
アフターピルを適切に服用すれば非常に高い確率で妊娠を防いでくれるため、過度に思い詰めないようにしましょう。
もちろん不安な気持ちを完全になくすことは難しいですが、できる限り普段通りの生活を心がけて気持ちを落ち着かせてください。
趣味や仕事に集中するなどして意識を逸らすことも効果的です。
アフターピルを服用した時点であなたができる限りの正しい対処は取れています。
どうしても不安が収まらない場合は、一人で抱え込まずに信頼できる友人やエニピルに相談することも検討しましょう。
エニピルはアフターピルに関する専門家が24時間いつでも待機しています。
薬に関すること、避妊に関すること、なんでも相談してくださいね。
アフターピルを飲んだのに妊娠検査薬が陽性になった人がやること
アフターピルを服用したのに妊娠検査薬が陽性になってしまったら、今後取るべき行動は大きく分けて2つです。
最初に産婦人科で診察を受け、妊娠が確かなのか確認してもらうことが重要です。
そのうえで出産するか中絶するかなど、今後の選択肢について早めに医師に相談しましょう。
パートナーがいる場合は一人で抱え込まず、パートナーにも陽性判定の結果を伝えることが大切です。
二人で話し合えば精神的な支えにもなり、今後の方針を一緒に考えられるはずです。
もちろんパートナーとの性行為ではなく、陽性となってしまったケースもあり得ます。
望まない妊娠をしてしまった場合に相談できるのはパートナーだけではないため、信頼できる家族や友人に相談するなどして、今後どうするのかを決めていきましょう。
エニピルでアフターピルの処方を受けていた場合は、エニピルにオンラインで相談することもできます。
担当医に現在の状況を伝えれば、適切な助言を得られるはずです。
想定外の結果にショックを受けてしまうのも当然ですが、早めに行動すれば取れる対策も増えます。
周囲のサポートを得ながら、冷静に最善策を検討していきましょう。
産婦人科を受診して相談
産婦人科を受診すれば、妊娠しているかどうかの確定診断ができ、子宮内に胎嚢が確認できるかや妊娠週数などを調べてもらえます。
妊娠が確認された場合、今後どうするかについて医師と相談することになります。
出産を希望するなら妊婦健診や必要なケアについて案内され、中絶を選択する場合は手術の方法や時期、リスクなどについて説明を受けることになるでしょう。
妊娠初期の段階であれば、中絶手術も比較的負担が少なく行えるため、早めに相談するほど選択肢が広がります。
医師に状況を正直に伝えるのは緊張するかもしれませんが、専門家はあなたの体と今後のことを第一に考えて手助けしてくれるため、ためらわずに相談してください。
自己判断で放置せず、必ず専門の医師のサポートを受けるようにしましょう。
パートナーに陽性判定が出たことを相談
パートナーに相談できる状況であれば、妊娠検査薬で陽性が出たことを一人で悩まずに共有することが大切です。
妊娠は二人に関わる問題ですから、パートナーにも一緒に向き合ってもらいましょう。
パートナーも突然の報告に驚くかもしれませんが、お互いを責めたりせず、冷静に話し合うよう心がけてください。
必要であれば、一緒に産婦人科を受診して医師の説明を聞くのも良い方法です。
あなた一人で全てを抱える必要はありません。
勇気を出して打ち明け、二人で力を合わせて対応することで、今後の不安も和らげられるでしょう。
エニピルならアフターピルを妊娠検査薬を一緒に処方してもらえるためおすすめ
アフターピルを入手する際には、後日使う妊娠検査薬も一緒に手に入れておくと安心です。
オンライン診療サービスの「エニピル」では、アフターピルと妊娠検査薬をセットで処方してもらうことができます。
避妊失敗後にすぐアフターピルを入手し、その場で妊娠検査薬も受け取っておけるため、服用後3週間経ったときにすぐ検査を行えます。
わざわざ薬局に買いに行く手間や、人目を気にする心配もありません。
他にも以下3点のようなメリットがあります。
エニピルは費用面やプライバシー面でも利点が多く、安心して利用できるオンラインクリニックです。
診察料はかからず、アフターピルの値段はエラもレボノルゲストレルも同額で処方できます。
受診の際もオンラインで完結するためプライバシーに配慮しており、薬の配送も中身が分からないように送るため安心です。
またアフターピルに関する疑問や不安について、LINEで相談することでサポートを受けられるのも、緊急避妊が必要なときに非常に心強い存在と言えるでしょう。
診察料がかからずアフターピルも同じ値段
通常、産婦人科などの医療機関でアフターピルを処方してもらう場合には、2,000~3,000円程度の診察料が発生します。
しかしエニピルだと診察料が無料(0円)で、薬代と配送料以外の余計な費用を抑えられるため、経済的な負担が軽減されます。
アフターピルそのものの薬代も、エラとレボノルゲストレルで金額に差がある医療機関が多いですが、エニピルは2種類とも同額で処方が可能です。
値段も他の医療機関と同程度かそれより安く設定されており、特別に高額な請求をされることもありません。
アフターピルと妊娠検査薬をセットで処方してもらっても薬代は変わらず、妊娠検査薬の料金が追加されるだけであるため余計な手間をかけずに手に入れられるのも嬉しいポイントです。
コストを抑えながら自分が本当に必要とする緊急避妊薬を処方してもらえるエニピルは、金銭面の不安が少ないサービスと言えます。
誰にも知られず受診可能で薬もプライバシーに配慮した包装
エニピルはオンラインで全てが完結するため、人目を気にせず受診できます。
自宅からスマートフォンやパソコンから診察を受けられるため、医療機関に足を運ぶ必要がなく、知り合いに通院しているところをみられてしまう心配もありません。
また予約から受診、薬の受け取りまで全てインターネット上で完結するのも魅力のひとつです。
エニピルでは診療時は電話でのみのやり取りとなるため、顔を出す必要もなく、恥ずかしさを感じずに相談できるのも心強いです。
処方された薬はプライバシーに配慮した梱包で発送されます。
無地で中身の分からないパッケージで届くため、家族や配送業者にもアフターピルを入手したと分からないことから、安心して利用できます。
第三者に知られるリスクなく緊急避妊薬を利用できる点は、利用者にとって大きく安心できるポイントと言えるでしょう。
処方後に心配事があったら「もしもしエニピル」ですぐ相談可能
エニピルでは処方後のアフターフォローとして24時間対応可能の「もしもしエニピル」というサービスを利用できます。
薬を受け取ったあとで何か心配なことがあれば、すぐに専門家に問い合わせて相談が可能です。
アフターピルの服用方法についての再確認や、副作用と思われる症状への対処法、出血の有無に関する不安など、不安や疑問を気軽に専門家に相談できます。
たとえば「思ったより生理が遅れているけど大丈夫?」「薬を飲んだ後に吐いてしまったけど再度服用すべき?」といった具体的な相談にも、専門スタッフが丁寧に答えてくれます。
24時間対応だけでなく、処方後は何回でも問い合わせができ、適切なアドバイスがすぐに得られるため安心です。
処方後もいつでもプロに相談できる環境が整っているのは、利用者にとって大きな支えとなるでしょう。
アフターピル服用後の妊娠検査薬に関するよくある質問
アフターピルを服用した後、妊娠検査薬をいつ使うべきかや、その結果をどう判断するかなどについて多くの方が疑問を抱きます。
緊急避妊後は不安からさまざまな疑問が出てくるものですが、事前に答えを知っておけば落ち着いて対処できるでしょう。
よくある質問とその回答をまとめましたので、疑問を解消する参考にしてください。
アフターピルを服用したあとはいつ妊娠検査薬を使うのですか?
アフターピル服用後に妊娠検査薬を使用するタイミングは、服用から約3週間後が目安です。
3週間ほど時間が経つと、妊娠した場合に分泌されるホルモン(hCG)が十分な量になり、検査薬で正確に判定できるようになります。
逆に早すぎるとホルモン量が不十分で、妊娠していても陰性になる可能性があるため検査をしても意味がないかもしれません。
確実な結果を得るために、3週間程度待ってから検査するようにしましょう。
アフターピル服用後3週間で妊娠検査薬で陰性の場合は?
アフターピル服用から3週間経って検査し、結果が陰性であれば妊娠している可能性はほとんどありません。
服用したアフターピルがしっかり効果を発揮し、避妊に成功したと判断してよいでしょう。
その後、次の生理(月経)が来れば確実に妊娠は回避できています。
ただし陰性でもストレスなど精神的な負荷がかかっている場合は生理がなかなか来ないこともあります。
生理が来る気配がない場合は、念のためさらに1週間ほど待って再度検査するか、産婦人科を受診して相談してください。
アフターピルの服用後、妊娠の確認はできますか?
アフターピルを服用した後でも妊娠の確認は可能です。
アフターピルを飲んだからといって妊娠検査薬の結果に影響はないため、適切な時期に検査を行えば妊娠しているかどうかきちんと判定できます。
ただし、服用直後にすぐ妊娠が分かるわけではありません。
妊娠検査薬は妊娠によって分泌されるhCGホルモンを検出して判定するため、服用して約3週間経ってから検査すればアフターピル服用後でも妊娠の有無を確認できます。
不安であれば産婦人科を受診し、超音波検査で診断してもらうことも可能です。
ピルを飲んでいたら妊娠検査薬の検査結果に影響しますか?
ピルを服用していても妊娠検査薬の結果に影響はありません。
妊娠検査薬は妊娠すると体内で分泌されるhCGホルモンの有無で判定する仕組みです。
避妊用の低用量ピルやアフターピルに含まれるホルモン(黄体ホルモンや卵胞ホルモン)はhCGではないため、ピルが検査結果を左右させることはありません。
ピルを飲んでいても、妊娠していれば検査薬は陽性を示しますし、妊娠していなければ陰性になります。
アフターピル服用後に妊娠検査薬を使用しても心配ならエニピルへ相談を
アフターピル服用後に妊娠検査薬で確認しても不安が消えない場合は、専門家に相談することが大切です。
エニピルはアフターピル服用後の不安にも寄り添ってくれる、心強い存在です。
オンラインで24時間いつでも専門家に質問や相談ができるため、一人で悩みを抱え込まずに頼れます。
妊娠の有無に関する相談だけでなく、今後の避妊について不安がある場合もエニピルで相談可能です。
必要に応じて低用量ピル(毎日飲むタイプの経口避妊薬)の処方を受けることもでき、将来の避妊対策についてもサポートしてもらえます。
この記事で解説したタイミングと対処法を踏まえても心配が残るときは、ぜひエニピルの医師やスタッフに気軽に相談してみてください。
あなたの不安に対して親身になって対応してくれるでしょう。