アフターピルはどのような仕組みで効果を発揮するのか服用前に知っておくべきことを解説
アフターピルとは避妊に失敗してしまった際に服用する内服薬を指します。
正しい服用方法があり、守らなければ妊娠を阻止できずに検査薬で陽性となってしまう可能性も少なくありません。
服用後に注意しなければならないこともあるため、正しい知識を得ることが重要です。
本記事ではアフターピルが効果を発揮するための仕組みや服用時に知っておくべき副作用について解説します。
正しい知識を得たうえで、ご自身の体質や状況を客観的に整理すれば妊娠阻止に成功できるはずです。
エニピルでは24時間いつでも専門家が待機しているため、心配事をチャットで送っていただければすぐに返事をします。
アフターピル処方前に、専門家に体質や状況を伝え、最適な提案を受けましょう。
アフターピルの仕組みについてどのように作用するのか解説
アフターピルは女性の体内で妊娠を防ぐため、排卵を抑制・遅延する仕組みで効果を発揮します。
高用量のホルモンが投与されることで、一時的に排卵のタイミングがずれたり子宮内膜の状態が変化したりして、受精や着床が起こりにくくなります。
緊急避妊薬は性交後できるだけ早く服用するほど効果的な妊娠の阻止が可能です。
アフターピルは2025年時点で2種類の薬が存在します。
正しく服用すれば妊娠阻止率は97〜98%と非常に高く、性交後でも妊娠を回避できる可能性が大いに高まります。
避妊に失敗した場合でも速やかにアフターピルを使用すれば、高確率で妊娠を防げるのです。
ただしすでに妊娠が成立している場合には、アフターピルを服用しても妊娠を中断させることはできず、効果がない点に注意しましょう。
アフターピルの種類は2種類
2025年現在、利用できるアフターピルには大きく2種類があります。
【アフターピルの種類とその特徴】
薬剤名 | エラ(ウリプリスタール) | レボノルゲストレル |
---|---|---|
服用方法 | 性交後120時間(5日)以内 | 性交後72時間(3日)以内 |
妊娠阻止率(24時間以内に服用した場合) | 98%
※120時間持続 |
97%
※時間の経過とともに85%まで低下 |
妊娠の可能性 | 1.5% | 2.0~3.0% |
レボノルゲストレルは性交から3日以内の服用で約97%の妊娠阻止効果を示し、ウリプリスタール錠(エラ)は5日以内の服用で約98%と非常に高い効果が報告されています。
どちらも1回1錠の服用で済み、中用量ピルを利用したヤッペ法と呼ばれる緊急避妊法より効果が高く、副作用も少ないのが利点です。
ご自身の状況や体質に応じて適切な薬を選択できるようになっています。
エラやレボノルゲストレルはいずれも医師の処方せんが必要な医薬品です。
ヤッペ法を用いて緊急避妊を行うより、専用のアフターピルを用いることが推奨されています。
アフターピルは中絶薬とは異なる
アフターピルは妊娠そのものを成立させないよう事前に働きかける薬であり、排卵を抑えたり受精・着床を防ぐことで効果を発揮します。
中絶薬は、すでに成立した妊娠を中断させるために用いられる薬であるため、アフターピルとは全くの別物です。
アフターピルは受精卵ができて子宮に着床する前の段階で効果を発揮しますが、すでに妊娠が成立している場合に服用しても流産を引き起こすことはありません。
対して中絶薬は妊娠初期の胎芽を子宮から排出させる目的で使用され、作用機序も異なるのが特徴です。
アフターピルは妊娠そのものを「未然に防ぐ」薬であり、中絶薬は「妊娠を終了させる」薬であることを理解しておきましょう。
排卵後にアフターピルを服用しても効果を発揮されず意味がないのか
排卵後にアフターピルを服用した場合でも、決して意味がないわけではありません。
アフターピルは排卵前に服用することで最大の効果を発揮しますが、排卵後であっても子宮内膜を変化させて受精卵の着床を妨げるなど、妊娠阻止に寄与する可能性が残されています。
とくにエラは排卵後でも妊娠を阻止する効果が期待できる薬もあり、服用が遅れた場合でも妊娠を防げるかもしれないのです。
アフターピルは万能ではないため、服用したからといって100%妊娠を阻止できるわけではありません。
服用しても妊娠検査薬で陽性反応が出ることもあるため、やはり普段から性行為時は避妊することが重要となります。
とはいえ「避妊したはずなのに失敗していた!」「排卵直前かもしれないけどどうしよう」と不安になることもありますよね。
エニピルではLINEからいつでも専門家に無料で相談できるため、避妊に失敗したタイミングですぐに専門家からアドバイスをもらえます。
2種類のアフターピルからどちらを選べばいいのかわからない、悩んでいるといった際も、診察の事前相談時にご自身の状況を説明することで、適切な薬の提案を受けられます。
エニピルのチャットからすぐに専門家におつなぎできるため、まずは公式LINEアカウントを登録しましょう。
アフターピルを服用しても妊娠検査薬が陽性になることはあるの?
アフターピルを服用したにもかかわらず、そのあとに妊娠検査薬で陽性反応が出てしまうケースもあり得ます。
緊急避妊薬は高い確率で妊娠を防ぎますが、100%確実ではありません。
上記のような条件が当てはまってしまった際には、受精・着床が起こって妊娠にいたってしまう可能性があります。
正しく服用しても、数%というごくわずかな確率で避妊に失敗することも少なくありません。
アフターピルを使ったからといって絶対に妊娠しないとは言い切れないため、出血もなくアフターピルを服用して3週間以上経っても生理がこない場合は妊娠検査薬で確認しましょう。
アフターピルの仕組みから考えられる副作用について
アフターピルを服用すると、高用量のホルモンを摂取する影響で、体内のホルモンバランスが急激に変化し、吐き気や頭痛、倦怠感などの副作用が起こりやすくなります。
薬剤名 | 5.0%以上 | 0.1~5.0%未満 | 頻度不明 |
---|---|---|---|
エラ(ウリプリスタール) | ・頭痛 ・倦怠感 ・吐き気 ・めまい |
・下痢 ・貧血 |
・血栓症 |
レボノルゲストレル錠 | ・頭痛 ・眠気 ・出血 ・悪心 ・倦怠感(だるさ) |
・めまい ・不安 ・月経過多 ・下腹部痛 ・下痢 ・腹痛 ・貧血 ・口渇 ・熱感 ・むくみ |
・月経遅延 ・嘔吐 ・乳房痛 |
人によっては軽いめまいや乳房の張り、少量の出血(不正出血)が見られることもありますが、いずれも一時的なもので、薬が体に慣れれば治まっていきます。
「ピルを飲んだ数日後に少量の出血があったけれど、しばらくして自然に止まった」という不正出血が起こるケースも多いです。
次の生理が通常より早まったり遅れたりすることもありますが、ホルモンの影響により一時的に周期が乱れますが、次回以降の生理周期は元に戻るのが一般的です。
副作用が起きたとしてもほとんどは数日からせいぜい1週間程度で落ち着く軽度な症状だと言われています。
通常の生理周期に戻るまで2周期かかる人もいますが、個人差があるため「生理周期が戻らないけど大丈夫なの?」と心配しなくてよいでしょう。
正しい情報を持って事前に対策しておけば、過度に心配せずにアフターピルを服用できます。
アフターピルを服用することで不妊につながるケースもあるの?
アフターピルを服用したことで将来不妊になってしまうということは基本的にありません。
緊急避妊薬の効果は一時的なホルモン作用によるものであるため、卵巣や子宮にダメージを与えるものではありません。
服用によって一時的に排卵が遅れたり生理周期が乱れたりしますが、体内のホルモン環境は時間とともに元に戻り、妊娠する力も正常に回復します。
緊急避妊薬自体に不妊になるといった副作用は報告されていないことから、一度や二度服用した程度で将来的な妊娠能力が損なわれる心配はないとされています。
「アフターピルを飲むと妊娠できなくなるのでは」という不安は誤解であり、正しく使用する限り将来の不妊につながる心配は不要です。
アフターピルの仕組みを理解したうえで処方してもらうならエニピルがおすすめ
アフターピルの仕組みを十分に理解したうえでいざ処方を受ける際には、オンライン診療サービスのエニピルを利用するのがおすすめです。
エニピルを利用するメリットは主に4つあります。
エニピルならスマホから24時間いつでも医師に相談・診察を依頼でき、ご自身の状況に合った最適なアフターピルを迅速かつ安心して処方してもらえます。
アフターピルに関することだけでなく、避妊や妊娠、月経に関することも相談が可能です。
事前にLINEで専門家に無料相談できるため、初めてアフターピルを利用する方でも不安や疑問を解消してからご自身で薬を選ぶことができ、処方を受けられます。
処方される薬の料金や送料も明確に提示されるうえ、必要に応じて副作用軽減のための薬や、後日確認用の妊娠検査薬も一緒に処方してもらえるのも利用するメリットです。
家族や友人に知られずにアフターピルを入手できるエニピルであれば、時間的・精神的な負担を減らすこともでき、緊急時の強い味方となってくれるでしょう。
避妊に関することも事前相談ができる
エニピルでは、LINEを通じて24時間いつでも医師や薬剤師など、アフターピルに関する専門家に相談できる体制が整っています。
「初めてでどのアフターピルを選べばいいかわからない」「体調に不安がある」といった場合でも、事前にご自身の体質や状況を伝えてアドバイスを受けることが可能です。
専門家に事前相談することで、処方時には納得したうえで薬を選択できるため、安心感につながります。
一人で悩まずにエニピルの事前相談を活用することで、不安を解消しながら適切なアフターピルを手に入れられるのです。
処方されるアフターピルの値段や配送料が見てすぐに把握できる
エニピルは、診察料が0円で、薬代と送料(通常550円)だけがかかる仕組みになっており、追加の隠れた費用が発生しません。
処方されるアフターピルの価格も2種類とも同額であり、相場より低い値段設定とされているのが公式サイトを通じてすぐに把握できるため、費用面での心配が少ないです。
「効果の高い薬を選びたいけれど、費用が高いから安い方で我慢しよう」と悩む必要もないため、本当に必要とする希望通りのアフターピルを選択できるでしょう。
当日配送サービスを利用する際は、17:30までに追加料金9,900円を含めた全ての決済を完了していれば、最短1時間でアフターピルを入手できます。
このように費用が最初からはっきりしていることで「いくら請求されるのだろう」と、不安になることなくサービスを利用できるのが魅力です。
副作用緩和セットや妊娠検査薬をセットで処方してもらえる
エニピルでは、副作用の発現が心配であれば頭痛薬・吐き気止め・むくみ止めがセットになった「副作用緩和セット」を同時に処方してもらえます。
そのため万が一副作用が出ても、自宅ですぐに対処が可能です。
後日妊娠の有無を確認するための妊娠検査薬も、希望すれば薬と一緒に処方してもらえます。
エニピルでアフターピルを申し込む際に「副作用が不安」「妊娠検査薬も一緒にほしい」と伝えると、副作用緩和セットや妊娠検査薬とのセットを一緒に処方してもらうことが可能です。
アフターピル服用後の体調ケアや妊娠有無の確認までサポートが行き届いているため、副作用への不安が強い方でも安心して利用できるでしょう。
家族や友人など誰にも知られずに処方してもらえる
エニピルでは、オンラインで診察から処方手配まで完結し、薬は無地のシンプルな梱包で自宅に配送されます。
包装された中身を、家族や友人など周囲の誰にも知られずにアフターピルを入手できます。
対面で薬を受け取る必要もなく、自宅のポストなどで受け取れることから、人目に触れる機会を最小限に抑えることが可能です。
実家暮らしで家族に知られたくない方でも、エニピルなら包装に医療機関名や薬名が記載されていない状態で届くため安心です。
受け取りの際にサインや本人確認が不要な配送方法も選べるため、家族と顔を合わせずスムーズに受け取れたという利用者の声もあります。
エニピルはプライバシーが十分に守られる仕組みが整っているため、誰にも知られずにアフターピルを手に入れたいという方にとって心強いサービスと言えます。
アフターピルの仕組みについてよくある質問
アフターピルの仕組みや効果について疑問があるなら、あらかじめ解消しておくことでいざというとき落ち着いて行動できるでしょう。
正しい知識を身につけるために、よくある質問とその答えを解説します。
アフターピルが成功したサインは?
アフターピルがきちんと効果を発揮したサインとして、服用後の「消退出血」が挙げられます。
消退出血はホルモンの作用で子宮内膜が剥がれることによって起こるため、妊娠していない証拠のひとつと考えられています。
薬を服用後、3週間以内に出血が確認できれば、多くの場合は緊急避妊成功と考えてよいでしょう。
ただし全ての人に消退出血が起こるわけではありません。
出血がなくても避妊に成功している場合もあるため、出血が見られなくても過度に不安になる必要はないでしょう。
服用後に生理やそれに似た出血が起これば、それがアフターピルが効果を発揮したサインのひとつと考えて問題ありません。
アフターピルはなぜ72時間と言われているの?
アフターピルを「性行為後72時間以内に服用すること」の理由は、避妊効果を最大限得るためです。
精子は女性の体内で数日間生存し受精可能な状態を保つ一方、排卵は性行為から時間が経つにつれて起こる可能性が高まります。
レボノルゲストレルの場合、72時間以内の服用を推奨していますが、24時間以内に服用すれば97%と高い避妊成功率を示します。
しかし48時間後では効果がやや下がり、72時間近くになると85%まで低下すると報告されているのです。
さらに72時間以上経過するとさらに妊娠阻止率が下がるため「72時間以内」が強調されていると言われています。
一方、ウリプリスタール(エラ)も早ければ早い服用の方が効果はありますが、120時間(5日)以内でも効果が期待でき、120時間だと98%の妊娠阻止率を維持します。
緊急避妊は時間との勝負であることから、できるだけ早く服用して成功率を高めましょう。
アフターピルを飲んだあとは何が起こるのか?
アフターピルを飲んだあとは、体の中で一時的にホルモンによる変化が生じます。
まず薬が効果を発揮し、排卵の抑制や子宮内膜の変化が起こりますが、吐き気や頭痛、倦怠感など軽い副作用が出ることもあります。
副作用は通常服用後すぐ〜翌日あたりに感じられ、数日以内に治まることがほとんどです。
また体内のホルモンバランス変化により、生理のタイミングが通常より早まったり遅れたりする可能性があります。
服用後2週間ほどで月経のような出血が起こりますが、出血の時期は数日程度ずれることも珍しくありません。
薬の効果で一時的に周期が乱れただけで、やがて通常のリズムに戻るため過度に心配する必要はないでしょう。
アフターピルで失敗する確率は?
アフターピルによる緊急避妊が失敗してしまう確率は数%の確率で起こり、ゼロではありません。
正しいタイミングで服用すれば高い避妊効果を期待できますが、それでも約1〜5%程度のケースでは妊娠が成立してしまう可能性があるとされています。
レボノルゲストレルは72時間以内の服用で妊娠阻止率は85〜97%、ウリプリスタール(エラ)は120時間以内で98%以上と高い数値が提示されていますが、裏を返せば数%の失敗例が含まれるということです。
アフターピルを服用した後でも避妊の成功を過信せず、予定の生理が来るまでは油断しないようにしましょう。
アフターピルの仕組みを理解してから薬の処方を依頼しよう
アフターピルの仕組みを正しく理解しておけば、いざというとき落ち着いて対処できます。
緊急避妊が必要な場面では時間との勝負になりますが、事前に得た知識があれば迷わず迅速に行動に移せるでしょう。
避妊に失敗したときに「まず何をすべきか」が分かっていれば、無用なパニックに陥らずに済むはずです。
アフターピルは女性にとって心強い味方ですが、効果を最大限発揮させるには使い方やタイミングの理解が欠かせません。
ぜひ事前に仕組みを把握したうえで、必要な際には速やかに医療機関やオンラインサービスに相談し、適切に処方を依頼しましょう。
アフターピルに関する疑問や不安があれば、エニピルでつねに待機している専門家にすぐ相談ができます。
まずは公式LINEアカウントを登録してすぐに専門家につながるようにしましょう。