これって生理不順?まずはセルフチェック

生理

「生理が予定より早く来た」「1ヶ月以上来ていない」「毎回周期が違って不安」——

そんな経験、あなたにもありませんか?

生理の周期は人によって異なりますが、大きく乱れることが続くと、体からのサインを見逃しているかもしれません。  

生理不順は、放っておくと不妊のリスクや婦人科系疾患の原因にもつながる可能性があります。

この記事では、「生理不順かも?」と感じたときのセルフチェック方法や、考えられる原因、改善のための対策までをわかりやすく解説します。  

生理のリズムを整え、心と体を健やかに保つための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

あなたは大丈夫?セルフチェックしてみよう

自分が生理不順なのか、まずは簡単にセルフチェックを行ってみましょう。

以下のチェックリストを使って、自分の生理の状態を確認してみましょう。

生理不順セルフチェックリスト

□ 生理周期が毎回違う(例:30日→40日→25日…など)
□ 生理が来ない月がある
□ 1回の生理が3日以内、または10日以上続く
□ 経血量が以前に比べて明らかに変化した
□ 生理が年に6回以下しか来ない
□ 排卵日前後に体温の変化が感じられない(基礎体温をつけている場合)
□ ストレスや過労、ダイエット後に生理が止まった
□ 急激に体重が増減した
□ 肌荒れや髪の脱毛、ニキビが増えた
□ 不正出血がある(月経とは別の出血)

→3個以上当てはまる方は、生理不順の可能性大!

そもそも「生理不順」とは?

正常な生理周期は25日〜38日が一般的とされ、多少前後するのは問題ありません。  

しかし、以下のような状態が続く場合は「生理不順」の可能性があります。

  • 生理周期が毎回バラバラ(不整周期)
  • 3ヶ月以上生理が来ていない(無月経)
  • 生理が異常に早く来る(頻発月経:24日以内)
  • 逆に非常に遅い(稀発月経:39日以上)
  • 経血量が極端に多い or 少ない(過多月経/過少月経)

生理不順の主な原因

生理不順にはさまざまな原因がありますが、多くはホルモンバランスの乱れによるものです。

・ ストレス・過労

 精神的なストレスや仕事・学業のプレッシャーは、脳の視床下部に影響を与え、女性ホルモンの分泌が乱れます。

・ ダイエット・栄養不足

 急激な体重減少や偏った食生活は、体が「妊娠に適さない状態」と判断し、排卵が止まることも。

・ 睡眠不足・不規則な生活

 自律神経が乱れるとホルモンバランスにも影響が出やすくなります。

・ 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

 排卵がうまく起きず、生理が極端に遅れる病気。20〜30代に多く、放置すると不妊の原因にも。

・ 甲状腺疾患

 甲状腺ホルモンが多すぎたり少なすぎたりすることで、生理周期に影響が出ることがあります。

生理不順を改善するには?

生理不順を整えるには、原因に応じた対処が必要です。以下は、日常で実践できるセルフケア方法です。

・ 体を温める

 冷えはホルモンの働きを妨げます。湯船につかる、腹巻を使うなどして内臓を冷やさないようにしましょう。

・ 栄養バランスを意識する

 特に鉄分・たんぱく質・ビタミンE・ビタミンB6はホルモン生成に関係しています。偏食を避けてしっかり食べましょう。

・ 規則正しい生活を送る

睡眠時間を確保し、できるだけ同じ時間に寝起きすることで、体内リズムが整いやすくなります。

・適度な運動を取り入れる

ウォーキングやストレッチなど軽い運動は血流を促進し、ホルモンの働きをサポートします。

・ 婦人科やオンライン処方サービスでの相談・治療

低用量ピルの服用やホルモン療法など、医師と相談しながら自分に合った治療を受けるのが安心です。

放置するとどうなる?生理不順のリスク

生理不順が慢性化すると、以下のようなリスクもあります。

– **排卵障害による不妊**

– **子宮内膜症のリスク**

– **ホルモン異常による生活への支障**

– **骨粗しょう症や代謝異常**

 

「ちょっと不安だけど、まあ大丈夫」と我慢せず、異変を感じたらなるべく早めに婦人科を受診しましょう。

生理のリズムは体からの大切なサイン

生理のリズムは、女性の体調やホルモン状態を映す「バロメーター」です。  

いつもと違うな、と感じたら、まずは自分の体の声に耳を傾けることから始めてみましょう。  

 

 

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