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低用量ピルとアフターピルの違い|目的・飲み方を比較

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先に答え

低用量ピルは毎日1錠を続けて飲む薬、アフターピルは避妊に失敗したときなどに一度だけ飲む緊急用の薬で、目的も飲み方も別物とされています。低用量ピルを飲んでいても、飲み忘れなどで避妊に不安があるときは、アフターピルが必要になる場合があります。

「飲み忘れた」「避妊に失敗したかも」と思ったら、自己判断で飲み方を変えず、早めに医師・薬剤師へ相談してください。

「ピルって、避妊のために何度も飲む薬でしょ?」と言われて、モヤッとしたことはありませんか。

SNSでは、低用量ピルとアフターピルを混同している人が多い、生理痛やPMSのために飲んでいるのに避妊目的と決めつけられる、という声もあります。

この記事では、2つの違いを目的・飲み方・入手方法から整理します。

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低用量ピルとアフターピルの違いは?

いちばん大きな違いは、低用量ピルが毎日続けて飲む薬であるのに対し、アフターピルは避妊に失敗したときなどに一度だけ飲む緊急用の薬だという点です。

名前が似ているため混同されやすいのですが、使う場面も体への働きかけ方も違います。低用量ピルについては、オンラインで医師に相談する方法もあります。まずは違いを一覧で見てみましょう。

比べる点 低用量ピル アフターピル
目的 毎日の避妊のほか、生理痛・月経困難症・PMSなどの治療や症状の緩和 避妊に失敗した(可能性がある)ときの緊急用
飲み方 毎日1錠、決まった時間に続けて飲む 性交後に、決められた方法で一度飲む(製品により異なる)
飲むタイミング 継続して飲む。飲み始める時期は医師の指示に従う できるだけ早く。時間の目安は製品の添付文書や医師の案内で確認
効果の仕組み ホルモンの働きで排卵を抑えるなどして妊娠を防ぐとされている 排卵を遅らせることなどで妊娠を防ぐとされている
主な副作用 吐き気、頭痛、むくみ、不正出血など。まれに血栓症 吐き気、頭痛、眠気、不正出血、次の生理時期のずれなど
入手方法 医療機関で処方(対面・オンライン診療) 医療機関で処方(対面・オンライン診療)、販売している一部の薬局
保険 避妊目的は自費。月経困難症などの治療目的では保険が使える薬がある 自費が一般的とされている

※個人差があります。処方医・添付文書の指示を優先してください。

アフターピルの入手方法は?

アフターピルは、医療機関で処方を受けるほか、販売している一部の薬局でも購入できる場合があります。

薬局で購入するときは、販売している薬局に限られる点に注意が必要です。本人のみ購入できること、薬剤師の前で服用すること、事前に電話で在庫や条件を確認することが求められる場合があります。急いで探したいときの考え方は、アフターピルの入手先と最短での探し方でも整理しています。

ピルは何度も飲む薬なの?

「何度も飲む」というイメージは、低用量ピルを毎日続ける使い方と、アフターピルを繰り返し使うことが混ざって生まれていると考えられます。

低用量ピルは避妊だけでなく生理痛・月経困難症・PMSなどの治療目的でも使われることを示した図解

低用量ピルは、決められた期間、毎日1錠ずつ飲み続けることで効果を保つ薬です。一方、アフターピルは緊急時のための薬で、毎回の避妊の手段として繰り返し使うものではないとされています。避妊に失敗する場面が何度も重なる場合は、毎日の避妊方法を医師と一緒に見直すことが大切です。

低用量ピルは避妊だけの薬ではない

低用量ピルは避妊のためだけでなく、つらい症状をやわらげる目的でも処方されています。

  • 生理痛や月経困難症の治療
  • PMS(月経前症候群)など、生理前後の不調の緩和
  • 生理周期や経血量の悩みの相談

月経困難症などの治療を目的とする場合は、診察で診断を受けたうえで、保険が使える薬が処方されることがあります。避妊を目的とする低用量ピルは自費になるのが一般的とされています。同じ「ピル」でも、目的によって薬の種類や費用が変わる場合があるため、医師に目的を伝えることが大切です。

学校や職場で「ピル」と聞くと避妊だけを思い浮かべる人もいますが、治療として飲んでいる人がいること自体は、決して特別なことではありません。知らないことから生まれる誤解は、正しい情報を知ることで減らせます。

低用量ピルを飲んでいればアフターピルはいらない?

決められたとおりに飲めていれば、アフターピルが必要になる場面は多くないとされていますが、ゼロとは言い切れません。

低用量ピルは妊娠を防ぐ薬で性感染症は防げないため、コンドームの併用が大切なことを説明する図解

アフターピルについて相談したほうがよいのは、たとえば次のような場面です。詳しい対応は薬の添付文書や医師・薬剤師の指示を優先してください。

  • 飲み忘れが続き、避妊できているか不安なとき
  • 飲んだ直後の嘔吐や強い下痢で、薬が吸収されたか分からないとき
  • 飲み始めの時期や、飲み方に自信がないとき

コンドームの併用が大切な理由

低用量ピルは性感染症を防げないため、コンドームの併用が大切です。

ピルは妊娠を防ぐ薬で、感染症から体を守る働きはないとされています。「ピルを飲んでいるから避妊しなくていい」という思い込みは、妊娠と感染症の両面で不安を残してしまいます。ピルを飲んでいる人も、パートナーとの間で話し合っておきたいポイントです。

低用量ピルとアフターピルは一緒に飲んでいい?

2つを同時に飲むことは、自己判断では行わず、医師・薬剤師に相談するのが基本です。

一緒に飲む(併用)のはあり?

低用量ピルを飲んでいる人がアフターピルを必要としたときの対応は、状況によって変わります。

飲み忘れの状況や、直前の飲み方、性交のタイミングなどによって判断が分かれるため、「併用すれば効果が高まる」と決めつけることはできません。アフターピルを飲んだあとに低用量ピルをどう続けるかも、医師や薬剤師の指示に従うことになります。考え方の整理には、アフターピルと低用量ピルの併用についての記事も参考になります。

自分に合うのはどれ?

毎日の避妊や生理痛・PMSなど続く悩みなら低用量ピル、避妊に失敗した直後の不安ならアフターピル、というのが大まかな分かれ道です。

毎日の避妊や、生理痛・PMSなどの悩みを続けて相談したい
低用量ピルが選択肢になるか、医師に相談する
避妊に失敗した、または失敗したかもしれない
できるだけ早く、医療機関や薬局に相談する

どちらにも当てはまる人は、今回の不安への対応と、これからの避妊や治療の方法を、あわせて医師に相談してみましょう。

迷ったら医師に相談して決める。

オンラインなら自宅から相談できます。エニピルは診察料0円で、薬のお届けは最短翌日。夜でも予約しやすい体制です。

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医師に相談するときは何を伝える?

相談では、飲む目的と、いまの状況を整理して伝えると話が早く進みます。

そのまま使える相談メモの例

・相談したい内容(避妊/生理痛/PMS/飲み忘れの不安 など)・最後の生理の開始日・いま飲んでいる薬やサプリ・飲み忘れや避妊失敗があった日時・気になる副作用や持病の有無

相談の目安チェック

1つでも当てはまる場合は、婦人科で相談してみましょう。オンライン診療で相談できる場合もあります。

よくある質問

アフターピルを飲んだあと、低用量ピルはいつ再開すればいい?

再開の時期は、薬の種類や飲んでいた状況によって異なります。自己判断で再開せず、処方した医師や薬剤師の指示に従ってください。

アフターピルを毎月お守りとして飲んでもいい?

アフターピルは緊急時の薬で、毎回の避妊の手段として繰り返し使うものではないとされています。必要になる場面が重なるときは、毎日の避妊方法を医師に相談してください。

生理痛やPMSのために飲む低用量ピルは保険が使える?

月経困難症などの診断を受けたうえで処方される薬には、保険が使えるものがあります。避妊目的の場合は自費が一般的です。どちらに当てはまるかは診察で確認しましょう。

低用量ピルとアフターピルの副作用は同じ?

吐き気や頭痛、不正出血など重なる症状もありますが、出方や程度は人によって異なります。強い症状が続くときは、早めに医師や薬剤師に相談してください。

低用量ピルとアフターピルの違いのまとめ

まとめ

  • 低用量ピルは毎日1錠を続ける薬、アフターピルは緊急時に一度だけ飲む薬
  • 低用量ピルは避妊だけでなく、生理痛やPMSなどの治療目的でも使われる
  • 低用量ピルは性感染症を防げないため、コンドームの併用が大切
  • 併用は自己判断で行わず、医師・薬剤師に相談する

2つの違いを知っておくと、周りの思い込みに戸惑ったときも落ち着いて説明しやすくなります。エニピルでは、低用量ピルのオンライン診療・処方を行っています。不安や疑問があるときは、医師に相談しながら自分に合う方法を選んでください。

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尾崎 功治

記事の監修

尾崎 功治 医師

北京大学医学部卒業後、中国医師免許・日本医師免許を両国で取得。帰国後、都内大学病院・総合診療科常勤医として勤務し外国人患者に特化した診療・医療インバウンドに従事。現マーチクリニック院長として外国籍患者の診療や医療インバウンドを行う傍ら、前職エンジニアで現在も医療アプリの開発・コンサルテーション等、医療分野における事業展開のサポートに携わる。
【所属学会】
日本美容皮膚科学会・国際臨床医学会所属
マーチクリニック

この記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療に代わるものではありません。症状や服用中の薬について不安がある場合は、医師・薬剤師に相談してください。

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