ピルで生理を止める方法|3ヶ月・デメリット・いつから
先に答え
ピルの種類と飲み方によっては、生理の回数を減らせる場合があると言われています。ただし、出血が完全になくなるとは限らず、途中で不正出血が出ることもあります。
始めるかどうかは、自分の体調や悩み、持病の有無をもとに、医師と相談して決めるものです。
ふくらはぎの強い痛み・腫れ、突然の激しい頭痛、胸の痛み、息苦しさがあるときは、すぐに医療機関へ相談してください。
「ピルで生理を止められるなら止めたい」と思っても、SNSでは「止まらない」という声と「連続して飲んで回数を減らしている」という声の両方が見つかり、どちらを信じればいいのか迷いますよね。
この記事では、飲み方ごとの違い、デメリット、始める時期を整理します。
ピルで生理は止まる?
ピルで生理が完全に止まるとは限りませんが、飲み方によって生理の回数を減らせる場合があるとされています。
SNSで「ピルで生理は止まらない」という声と「連続して飲んで生理の回数を減らしている」という声の両方が見られるのは、どちらも別の飲み方の話をしていることが多いためと考えられます。

通常の周期的な飲み方では、飲まない期間(休薬期間)に出血が起こるのが基本です。この出血は、ピルをやめたことでホルモンの量が変わって起こるもので、自然な生理とは仕組みが少し違うと言われています。
一方、休薬をはさまずに続けて飲む方法では、この出血が起こる回数を減らせます。オンラインで医師に相談することもできますが、まずは種類ごとの違いを知っておきましょう。
詳しい基礎知識は、ピルが生理に与える影響の解説も参考になります。
低用量ピルと超低用量ピルの連続服用は何が違う?
違いをひとことで言うと、低用量ピルの周期的な飲み方は「生理を整える」、超低用量ピルの連続服用は「回数を減らす」ための方法です。
| 種類 | 目的 | 飲み方 | 生理への影響 | 主な副作用 | 保険適用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 低用量ピル(周期的な飲み方) | 避妊、生理痛やPMSの軽減、周期の安定 | 決められた日数飲み、休薬期間(または偽薬)をはさむ | 休薬期間に出血が起こるのが基本。量が減ることもある | 吐き気、頭痛、不正出血、まれに血栓症 | 避妊目的は自費。治療目的は薬や条件により対象になる場合がある | 毎月の生理を整えたい人 |
| 超低用量ピル(連続服用) | 生理の回数を減らす | 休薬せず続けて飲む。連続して飲める日数は薬ごとに決まっている | 出血の回数が減る。途中で不正出血が出ることもあり、ゼロとは限らない | 不正出血、吐き気、頭痛、まれに血栓症 | 月経困難症などで対象になる薬があるが、条件は医師に確認 | 生理痛や経血量が重く、回数を減らしたい人 |
※個人差があります。薬の種類・保険適用の条件は医療機関で異なるため、処方医・添付文書の指示を優先してください。
低用量ピルの周期的な飲み方と超低用量ピルの連続服用
低用量ピルは周期的に飲むため、毎月の出血が続きます。超低用量ピルの連続服用では、出血の回数が少なくなります。
連続服用ができる薬は決まっており、最長120日とされるタイプもあります。ただし、薬の種類や保険適用の条件は医療機関で確認が必要です。自己判断で休薬を飛ばすのは避けましょう。
3ヶ月止めるとどうなる?
超低用量ピルを3ヶ月ほど連続して飲むと、休薬期間の出血が減るため、生理の回数は少なくなると考えられています。
ただし、飲み始めの時期は予定外の出血(不正出血)が起こりやすいと言われています。続けるうちに落ち着く人もいれば、そうでない人もいて、個人差が大きいところです。

途中で出血したら?
連続服用中の出血は、よくある副作用のひとつとされています。出血があっても自己判断で飲むのをやめず、まずは処方を受けた医師に相談しましょう。
出血が続くときや量が多いとき、痛みがあるときは、別の原因が隠れている可能性もあります。詳しい対処はここでは概要にとどめ、気になる場合は早めに受診してください。
やめた後はどうなる?
連続服用をやめると、休薬期間と同じように出血が起こるのが一般的とされています。その後の生理の戻り方には個人差があるため、やめる時期も医師と相談しておくと安心です。
生理を止めて体に悪くない?デメリットは?
生理の回数を減らすこと自体が必ず体に悪いとは言い切れませんが、ピルには副作用やリスクがあり、体質によっては飲めない場合もあります。
主なデメリットとして、次のようなものが挙げられます。
血栓症は頻度が高くないものの、重い症状につながることがあるため、前もって知っておくことが大切です。
喫煙の習慣、血栓症の既往や家族歴、前兆のある片頭痛などがある場合は、ピルを飲めない、または慎重な判断が必要とされています。診察では、こうした点を問診で確認します。
メリットとデメリットはピルのメリット・デメリットまとめでも整理しています。
すぐに受診してほしいサイン
ふくらはぎの片側の強い痛みや腫れ、突然の激しい頭痛、胸の痛み、息苦しさ、視野の異常などがあるときは、服用を続けず、すぐに医療機関へ連絡してください。
いつから飲めばいい?
始める時期は、目的によって変わるため、一律の「いつから」は言えません。まずは医師に相談して、自分の周期や予定に合わせて決めるのが基本です。
低用量ピルは、生理の初日から飲み始めるのが一般的とされていますが、薬によって開始のタイミングが異なる場合があります。診察で指示されたとおりに始めましょう。
自分に合うのはどれ?
自分に合う方法は、「何のために生理を調整したいか」で考えると整理しやすくなります。
どの方法が向いているかは、体質や持病、服用中の薬によって変わります。インターネットの情報だけで決めず、診察で相談しましょう。
また、ピルを飲むかどうかは、本人の体調や悩みに合わせて決めるものです。パートナーや周囲の都合ではなく、自分の体のために、医師と一緒に選ぶことが大切です。
医師に伝えることのメモ
診察で聞かれやすいことを、事前にメモしておくと話がスムーズです。
診察前に整理しておきたいこと
・生理を調整したい理由(生理痛、経血量など)/・最近の生理周期と最終月経の日/・喫煙の有無、持病、家族の病歴/・服用中の薬やサプリ
相談の目安チェック
1つでも当てはまる場合は、婦人科で相談してみましょう。オンライン診療で相談できる場合もあります。
よくある質問
ピルで生理は完全に止まりますか?
完全に止まるとは限りません。連続して飲む方法では出血の回数が減りますが、途中で不正出血が出ることもあり、個人差があります。
低用量ピルと超低用量ピルは何が違いますか?
低用量ピルは周期的に飲んで生理を整える目的で、超低用量ピルは連続して飲んで生理の回数を減らす目的で使われることが多いとされています。どちらが合うかは医師と相談しましょう。
生理を止める方法は保険が使えますか?
月経困難症などの治療が目的で、対象の薬と条件にあてはまる場合は保険適用になることがあります。詳しくは医療機関で確認してください。
パートナーに勧められたら飲んだほうがいいですか?
ピルを飲むかどうかは、本人の体調や悩みに合わせて、医師と相談して決めるものです。他の人の都合ではなく、自分の体のために判断しましょう。
ピルで生理を止める方法のまとめ
まとめ
- ピルで出血が完全になくなるとは限らず、飲み方で出血の回数が変わる
- 超低用量ピルの連続服用は「回数を減らす」方法
- 不正出血や血栓症など、デメリットとリスクを知っておく
- 始める時期や飲み方は、自己判断せず医師と相談して決める
- 飲むかどうかは、自分の体調と悩みに合わせて決める
生理の悩み方は人それぞれで、正解はひとつではありません。自分の体の都合を大切にしながら、無理のない方法を選んでいきましょう。
エニピルでは、低用量ピルのオンライン診療・処方を行っています。気になることがあれば、医師に相談してみてください。
この記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療に代わるものではありません。症状や服用中の薬について不安がある場合は、医師・薬剤師に相談してください。
