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ピルのメリット・デメリットまとめ|【医師監修】

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ピルを飲んでみたいけれど、副作用や体への影響が不安で踏み出せない方は多いようです。

この記事では、ピルのメリットとデメリットを、種類ごとの違いも含めて整理します。自分に合うかどうかを考える材料にしてください。

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尾崎 功治

記事の監修

尾崎 功治 医師

北京大学医学部卒業後、中国医師免許・日本医師免許を両国で取得。帰国後、都内大学病院・総合診療科常勤医として勤務し外国人患者に特化した診療・医療インバウンドに従事。現マーチクリニック院長として外国籍患者の診療や医療インバウンドを行う傍ら、前職エンジニアで現在も医療アプリの開発・コンサルテーション等、医療分野における事業展開のサポートに携わる。
【所属学会】
日本美容皮膚科学会・国際臨床医学会所属
マーチクリニック

ピルの種類と特徴

要点: ピルは大きく低用量ピル・ミニピル・中用量ピルに分かれ、含まれるホルモンや用途が異なると言われています。

メリットとデメリットは、どのピルかによって変わります。まず3種類の違いを押さえましょう。

低用量ピル(COC)とは

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類を含む薬で、ホルモン量を抑えてあるのが特徴です。避妊や生理痛の緩和などを目的に、一般的に使われているピルと言われています。

ミニピル(POP)とは

黄体ホルモンだけを含むピルです。卵胞ホルモンを含まないため、授乳中の方や、卵胞ホルモンが使いにくい方の選択肢になると考えられています。詳しくはミニピルの効果やデメリットを解説した記事も参考にしてください。

中用量ピル・アフターピルとの違い

中用量ピルはホルモン量が多く、月経移動や生理不順の治療などで使われることがあります。また、性交後に服用する緊急避妊薬(アフターピル)は、毎日飲むピルとは目的が異なります。費用や入手方法はアフターピルの相場と購入場所をまとめた記事で確認できます。

ピルのメリット

要点: ピルは避妊だけでなく、生理痛やPMSなど、生活の質に関わる悩みの緩和にも使われていると言われています。

高い避妊効果が期待できる

正しく服用した場合の避妊効果は高いとされています。女性が自分の意思で避妊を選べる点は、大きな利点と考えられています。ただし、性感染症は防げないため、必要に応じてコンドームとの併用が勧められています。

生理痛・経血量・PMSの緩和

排卵を抑え、子宮内膜が厚くなりすぎるのを抑えることで、次のような変化が見られることがあると言われています。効果の感じ方には個人差があります。

  • 生理痛(月経困難症)が軽くなる場合がある
  • 経血量が減り、貧血の予防につながる場合がある
  • PMS・PMDDの症状が和らぐ場合がある
  • 生理周期を整えやすくなる場合がある

子宮内膜症などの治療にも使われる

月経困難症や子宮内膜症の治療には、保険適用のピル(薬剤)が用いられることがあります。診断や適用の可否は医師が判断します。

ピルのデメリット・副作用

 

要点: 飲み始めの軽い不調から、頻度は低いものの注意が必要な血栓症まで、知っておきたいリスクがあるとされています。

飲み始めに起こりやすい症状

飲み始めの時期には、吐き気、頭痛、胸の張り、不正出血などが出ることがあると言われています。多くは数か月のうちに落ち着くとされますが、つらいときは自己判断で中断せず、処方した医師に相談しましょう。

血栓症のリスク

ピルの服用中は、血管の中に血の塊ができる血栓症のリスクがわずかに上がると考えられています。ふくらはぎの痛みやむくみ、突然の胸の痛み、息苦しさ、激しい頭痛、視野の異常があれば、すぐに受診してください。喫煙、肥満、年齢、家族歴などでリスクが変わるため、問診が重要です。

がんのリスクについて

ピルとがんの関係は、がんの種類によって異なると報告されています。たとえば、子宮頸がんや乳がんのリスクがわずかに上がる可能性が指摘される一方、卵巣がんや子宮体がんは下がる可能性があるとされています。ほとんどの人で、ピルの服用が全体の死亡リスクを上げるとは言われていません。不安がある場合は、定期的な検診とあわせて医師に相談しましょう。

毎日の服用と費用の負担

ピルは毎日ほぼ同じ時間に飲むことが大切です。飲み忘れると効果が下がる場合があります。また、避妊目的では自費診療となるため、継続的な費用がかかります。

始める前の注意点と相談の目安

要点: ピルは誰でも飲めるわけではないため、持病や喫煙の有無を伝えたうえで、医師と一緒に選ぶことが大切です。

服用できない・慎重な判断が必要な人

血栓症の既往がある方、前兆を伴う片頭痛がある方、35歳以上で1日15本以上の喫煙がある方などは、服用できない、または慎重な判断が必要とされています。妊娠中の方も対象外です。

生理を止める使い方のデメリット

「生理を止めたい」という相談も多く見られます。ピルを連続して服用すると、生理を起こさないようにできる場合があります。一方で、不正出血が続くことや、飲み忘れた場合に予定外の出血が起きることがあると言われています。「一生止めて問題ないのか」については、長期の影響を含めて個別の判断が必要なため、自己判断せず医師に確認しましょう。

やめたあとの変化も知っておく

ピルをやめると、生理痛やPMSなど、もとの症状が戻ることがあります。ピルをやめた後の体の変化や休薬のメリット・デメリットもあわせて確認しておくと安心です。

こんな症状があれば相談を

次のような悩みがある場合は、一度医師に相談してみる価値があると考えられています。

  • 生理痛が強く、日常生活に支障が出ている
  • 生理前のイライラや気分の落ち込みがつらい
  • 経血量が多く、貧血が気になる
  • 確実性の高い避妊方法を知りたい

よくある質問

要点: ピルに関する代表的な疑問に、簡潔にお答えします。

ピルを飲むと太りやすくなるの?

体重への影響は、はっきりした関係は確認されていないと言われています。飲み始めにむくみで体重が増えたと感じる方もいますが、多くは一時的と考えられています。気になる場合は医師に相談してください。

ピルは一生飲み続けても大丈夫?

長期服用の可否は、年齢や持病、喫煙などで変わります。定期的に診察や検査を受けながら、医師と継続を判断するのが一般的です。自己判断での長期服用はおすすめできません。

ピルを飲むと不妊になるって本当?

ピルの服用が不妊の原因になるとは、一般的には考えられていません。やめたあとに排卵が戻り、妊娠を希望できるようになる方が多いとされています。ただし、個人差があります。

ピルで血栓症になる確率はどのくらい?

頻度は高くないとされていますが、服用していない人よりわずかに上がると言われています。喫煙や肥満などで上がる場合もあるため、問診で正確に伝えることが大切です。

オンライン診療でもピルをもらえるの?

オンライン診療でも、問診をふまえて医師が処方を判断します。血圧などの確認が必要な場合もあるため、医師の指示に従ってください。通院との違いはオンライン診療と産婦人科の比較記事が参考になります。

ピルのメリット・デメリットのまとめ

要点: ピルは避妊や生理の悩みに役立つ一方で、副作用や血栓症のリスクもあるため、医師と相談して選ぶことが大切です。

この記事のポイントを振り返ります。

  • ピルには低用量ピル、ミニピル、中用量ピルがあり、目的が異なる
  • メリットは避妊のほか、生理痛・経血量・PMSの緩和など
  • デメリットは飲み始めの不調、血栓症、毎日の服用、費用など
  • 持病や喫煙の有無によっては服用できない場合がある
  • 不安な点は自己判断せず、医師に相談する

ピルは、メリットとデメリットの両方を理解したうえで選ぶことが大切です。エニピルでは、低用量ピルのオンライン診療・処方を行っています。通院の時間が取りにくい方も、自宅から医師に相談できます。

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