生理前の腹痛・腰痛がひどくて動けない…考えられる原因とセルフケア、受診の目安

生理前になると、腹痛や腰痛がひどくて動けないほど辛い、という経験はありませんか。
痛みが続くと仕事や家事にも影響が出て、それ自体が新たなストレスになることもあると言われています。
この記事では、生理前の腹痛・腰痛の原因として考えられるものや、いつもと違う痛みのサイン、セルフケアの方法、婦人科を受診する目安について解説します。
生理前の腹痛・腰痛が「いつもと違う」と感じたときの確認ポイント

要点: いつもと違う痛みかどうかは、タイミング・強さ・随伴症状・変化・妊娠の可能性という5つの視点で振り返ると整理しやすいと言われています。
生理前の腹痛や腰痛は多くの人が経験するものですが、中には注意が必要なケースも含まれると考えられています。まずは以下の5つのポイントを確認してみましょう。
①いつから始まったか(タイミングの確認)
痛みが生理の何日くらい前から始まったのか、いつもと同じ時期なのかを振り返ってみましょう。開始のタイミングが急に早まった、あるいは長引くようになった場合は、体からのサインである可能性もあると言われています。
②痛みの強さと性質
「動けないほど辛い」「市販薬が効きにくい」といった強い痛みは、一般的なPMSの範囲を超えている場合もあると考えられています。痛みの強さや持続時間はメモに残しておくと、受診時に伝えやすくなります。
③生理以外の症状はあるか
腹痛・腰痛に加えて、不正出血や発熱、強い吐き気、めまいなどを伴う場合は、単なるPMSではない可能性も考えられています。
④痛みが年々変化していないか
以前より痛みが強くなっている、続く期間が長くなっているといった変化がある場合は、子宮内膜症など婦人科疾患が関係していることもあると言われています。
⑤妊娠の可能性はないか
腹痛が生理前の症状なのか、妊娠初期の症状なのか判断がつきにくいこともあります。心当たりがある場合は、妊娠検査薬の使用もあわせて検討してみましょう。
生理前の腹痛・腰痛の原因として考えられるもの
要点: 生理前の腹痛・腰痛はPMSによる子宮収縮やホルモンバランスの乱れのほか、子宮内膜症などの婦人科疾患が関係している場合もあると言われています。
生理前の腹痛・腰痛にはいくつかの原因が考えられています。ここでは代表的なものを整理します。
PMS(月経前症候群)と子宮収縮による痛み
生理前は子宮を収縮させる物質の分泌が増えるとされ、それにより腹部だけでなく腰まわりにも痛みが広がることがあると言われています。これはPMSの症状のひとつとして知られています。
子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫の可能性
痛みが年々強くなっている、生理中も痛みが続くといった場合は、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫といった婦人科疾患が関係していることもあると考えられています。これらは自己判断が難しく、検査による確認が必要とされています。
ホルモンバランスの乱れとストレスの関係
生活習慣の乱れや強いストレスは、ホルモンバランスに影響を与え、痛みや不調を強めてしまう場合があると言われています。「痛みがストレスになり、ストレスが痛みを強める」という悪循環に陥りやすい点にも注意が必要です。
生理前の腹痛・腰痛はどのくらい続くの?

要点: 一般的なPMSの痛みは生理開始の数日前から始まり生理開始とともに軽くなる傾向があるとされ、1週間以上続く場合は注意が必要と言われています。
一般的なPMSの場合の経過
一般的には、生理開始の3〜10日ほど前から症状が現れ始め、生理が始まると共に和らいでいく傾向があるとされています。
痛みが強くなるタイミング
生理開始の直前から生理開始後1〜2日目にかけて、痛みがもっとも強くなりやすいと言われています。
生理が始まっても痛みが続く場合は要注意
生理が始まっても痛みが引かず、1週間以上痛みが続く場合は、PMS以外の要因が関係している可能性も考えられています。長引く痛みを我慢し続けないことが大切です。
生理前の腹痛と妊娠初期の腹痛の見分け方
要点: 生理前の腹痛と妊娠初期の腹痛は似ていることもあり、痛みの経過や随伴症状を手がかりに見分けることが大切だと言われています。
生理前の腹痛の特徴
生理前の腹痛は、生理開始とともに痛みが軽くなり、出血を伴うことが一般的な特徴とされています。
妊娠初期の腹痛の特徴
妊娠初期の腹痛は、生理予定日を過ぎても痛みや軽い出血のような症状が続く場合があると言われています。痛みの強さには個人差があるとされています。
迷ったときの考え方
自己判断が難しい場合は、無理に見分けようとせず、妊娠検査薬を使用したり、医療機関へ相談したりすることを検討しましょう。
生理前の腹痛・腰痛を和らげるセルフケアと受診の目安

要点: 日常生活でのセルフケアに加えて、痛みが強い・長引く場合は婦人科での検査や相談を検討することがすすめられています。
今日からできるセルフケア
生理前の腹痛・腰痛には、次のようなセルフケアが役立つと言われています。
受診したら何をする?検査内容
婦人科を受診すると、問診で痛みの状況を確認したうえで、内診や超音波検査などが行われることが多いとされています。あらかじめ痛みの時期や強さをメモしておくと、診察がスムーズになります。
生理前の腹痛・腰痛で受診する目安
次のような場合は、婦人科への相談を検討してみましょう。
よくある質問
生理前の腹痛・腰痛はどのくらいの人にあるの?
生理前の腹痛や腰痛は、PMSの症状のひとつとして多くの人が経験すると言われています。痛みの強さや感じ方には個人差があるとされています。
生理前の腹痛・腰痛はいつからいつまで続くのが普通?
一般的には生理開始の数日前から始まり、生理開始とともに和らいでいく傾向があるとされています。ただし個人差があるため、目安として捉えてください。
生理前の腹痛と妊娠初期の腹痛はどう見分ければいい?
痛みの経過や出血の有無などが手がかりになると言われていますが、自己判断が難しい場合は妊娠検査薬の使用や医療機関への相談を検討しましょう。
市販の鎮痛薬を飲んでも大丈夫?
用法・用量を守って使用することが前提とされていますが、痛みが強く繰り返し使用する場合は、婦人科で相談することがすすめられています。
婦人科を受診する目安が知りたい
動けないほどの痛みが続く、生理が始まっても痛みが引かない、生理以外の症状を伴うといった場合は、受診を検討する目安のひとつとされています。
生理前の腹痛・腰痛のまとめ
生理前の腹痛・腰痛について、原因やセルフケア、受診の目安を振り返ってみましょう。
痛みへの向き合い方のひとつとして、低用量ピルによる治療という選択肢もあります。エニピルでは、低用量ピルのオンライン診療・処方を行っており、自宅からスマホで相談できる体制を整えています。生理前の腹痛・腰痛がつらいと感じたときは、ひとりで抱え込まず、セルフケアや医療機関への相談を検討してみてください。
