PMSがつらいのに職場で相談しづらい…伝え方と働き方の工夫

生理前になるとイライラや強い眠気で仕事に集中できず、つらい思いをしている方は少なくありません。
一方で「甘えだと思われそう」「生理の話は職場でしにくい」と感じ、誰にも相談できずに我慢してしまうケースも多いようです。
この記事では、PMSが仕事に与える影響から、職場での伝え方、働き方の工夫、症状がつらいときの対処法までまとめて解説します。
PMSとは何か?仕事にどう影響する?

要点: PMSは生理前に心身の不調が現れる状態で、集中力低下やイライラなど仕事に影響しやすい症状も多いとされています。
PMSと生理周期の関係
PMS(月経前症候群)とは、生理が始まる3〜10日ほど前から現れる心身の不調のことを指すとされています。排卵後にホルモンバランスが変化することが関係していると考えられています。
症状の強さや種類には個人差があり、生理が始まると自然に軽くなることが多いとされています。
仕事中に出やすい症状
PMSの症状は人によって異なりますが、仕事中に影響しやすいものとして次のような症状が挙げられます。
「怠け」ではなく体の変化のひとつ
PMSによる不調は、本人の気持ちの持ちようだけで解決できるものではなく、ホルモンバランスの変化に伴う体の反応のひとつと考えられています。「怠けている」わけではないという前提を持つことが、自分自身を追い詰めないためにも大切です。
同僚・上司に相談しづらい理由
要点: 「甘えと思われたくない」「生理の話をしにくい」という職場の空気が、PMSを相談しづらくしている大きな要因のひとつです。
「甘え」と思われるのが怖い
体調が悪いことを伝えても、「気合が足りない」「甘えている」と受け取られるのではという不安から、言い出せずに我慢してしまう人は少なくないようです。
生理関連の話をしにくい職場の空気
生理やPMSに関する話題は、いまだにオープンに話しづらいと感じる職場も多いとされています。とくに男性上司や同僚が多い環境では、どう伝えればよいか悩む声も聞かれます。
伝えないことで起きるすれ違い
体調の波を伝えないままでいると、「態度が悪い」「やる気がない」と誤解されてしまうこともあります。結果として、本人はつらさを抱えたまま、周囲との関係もぎくしゃくしてしまうケースがあるようです。
PMSを職場にどう伝える?伝え方のポイント

要点: 症状を記録し、「生理」ではなく「体調の波」として伝えることで、相手にも受け止めてもらいやすくなるとされています。
症状を記録してから伝える
体調の波を伝える際は、感覚だけでなく「いつ」「どんな症状が」「どの程度」出るのかを記録しておくと、話がまとまりやすくなります。数日〜1ヶ月ほど症状日誌をつけてみるのもひとつの方法です。
「生理」ではなく「体調の波」として伝える
相手が答えにくくならないよう、「生理で」ではなく「体調に波があり、月に数日パフォーマンスが落ちる時期がある」といった伝え方に置き換えると、話しやすくなることがあります。
誰に・いつ伝えるかを決めておく
直属の上司なのか、人事や産業医なのか、伝える相手によって適切な伝え方は変わります。落ち着いて話せるタイミングをあらかじめ選んでおくと、感情的にならずに伝えやすくなります。
波を見越した働き方の工夫

要点: 症状日誌でPMSの周期を把握し、つらい時期はスケジュールを調整したりセルフケアを取り入れたりする工夫が役立つとされています。
症状日誌をつけて波を予測する
基礎体温や体調をアプリなどで記録しておくと、PMSが出やすい時期をある程度予測できるようになります。あらかじめ見通しが立つだけでも、気持ちの負担が軽くなることがあります。
つらい時期の業務調整
予測した時期に合わせて、会議の日程を調整したり、集中力を要するタスクを別の週にずらしたりする工夫も有効とされています。可能な範囲でスケジュールに余白を持たせておくとよいでしょう。
セルフケアも取り入れる
睡眠時間の確保や体を温めること、軽い運動やカフェイン・糖分の摂り過ぎに気をつけることなど、日々のセルフケアもPMSの症状緩和につながると考えられています。
会社・上司側に求められる理解
要点: 上司や管理職がPMSについて正しく理解し、相談しやすい雰囲気をつくることが、働きやすい職場づくりにつながります。
上司・管理職が心がけたい対応
部下から体調について相談を受けた際は、詮索しすぎず、業務調整など具体的な対応に落とし込む姿勢が求められます。頭ごなしに否定しないことが、相談しやすい関係づくりの第一歩です。
相談しやすい職場づくりのために
特定の誰かだけの問題とせず、体調に配慮し合う空気を職場全体でつくっていくことも大切とされています。制度として休暇や在宅勤務の選択肢を整えている企業も増えています。
症状がつらいときは?受診という選択肢

要点: セルフケアで改善しにくいほどつらい症状が続く場合は、婦人科への相談やピルによる症状緩和も選択肢のひとつです。
受診を考えたい症状のサイン
日常生活や仕事に支障が出るほどの症状が続く場合や、気分の落ち込みが強い場合は、我慢せずに婦人科へ相談することも検討してみてください。次のようなサインがあれば、受診の目安になるとされています。
ピルによる症状緩和という選択肢
PMSの症状緩和の方法として、低用量ピルの使用が選択肢のひとつとして挙げられることがあります。ホルモンバランスを整えることで、症状の波が緩やかになる場合があるとされています。気になる方は医師に相談してみるとよいでしょう。
よくある質問
PMSと生理痛はどう違うの?
PMSは生理が始まる前の心身の不調を指し、生理痛は生理中に起こる痛みを指すとされています。時期や症状の種類が異なるものと考えられています。
上司に生理のことだと言わずに伝えてもいい?
「体調に波がある」といった伝え方でも問題ないとされています。無理に「生理」と明言する必要はありません。
PMSで仕事を休むのは甘えになる?
症状の強さには個人差があり、体調不良のひとつとして扱われるべきものとされています。無理をして悪化させないことも大切です。
症状がひどいときはどこに相談すればいい?
まずは婦人科への相談がひとつの選択肢です。症状や仕事への影響を伝えると、状況に合った対処法を提案してもらいやすくなります。
ピルを飲めばPMSはすぐ改善するの?
効果の感じ方には個人差があり、すぐに改善するとは限らないとされています。医師と相談しながら経過をみていくことが大切です。
PMSと職場の悩みのまとめ
PMSによる不調は、気持ちの問題ではなく体の変化のひとつと考えられています。無理に我慢せず、自分に合った伝え方や働き方を見つけていくことが大切です。
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