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アフターピルが買える薬局・ドラッグストア336店舗一覧と近くにお店がない場合の入手方法!

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「結局今アフターピルが買える薬局・ドラッグストアはあるの?ないの?」

「アフターピルが買える薬局・ドラッグストアはどこにある?」

「近くにアフターピルが買える薬局・ドラッグストアがない場合はどうやってアフターピルを入手するのがいいの?」

2025年現在、一部の薬局・ドラッグストアではアフターピルを購入することができます

ただし、今後のピル市販化に向けての調査目的の試験販売をしている店舗に限るため「ごく限られた店舗しかない」「購入までの流れがかなり手間」なのが現状です。

この記事ではアフターピルを購入できる薬局・ドラッグストア一覧のご紹介と、買う前に必ず確認してほしい注意事項、薬局・ドラッグストア以外での選択肢を解説しています

目次

アフターピルを入手する方法は3つ

アフターピルを入手する主な方法は、「対面診療(婦人科・産婦人科)」、「オンライン診療」そして「一部の薬局・ドラッグストアで行われている試験販売を利用する」の3つです。

それぞれの特徴は以下です

対面診療(婦人科・産婦人科)

➡医師の診察を対面で受けその場(当日)にアフターピルを受け取れる。

一般診療や検査の患者もいるため待ち時間が長く、受診時間にも制限がある

オンライン診療

➡ビデオ通話や電話で医師の診察を受け、最短当日~翌日にアフターピルを自宅に届けてもらう。

その場で受け取れるわけではないため、避妊失敗後時間がたっていると避妊が間に合わないケースがある

一部の薬局・ドラッグストアで行われている試験販売

➡薬剤師の面談を受けた後に購入できる。

厚生労働省による調査研究を目的としているため、アンケート回答や妊娠有無の結果提出・その場での服用などの条件がある

対面診療

対面診療では医療機関(婦人科・産婦人科)を受診し、院内または院外の調剤薬局でアフターピルを受け取ります

医師に直接相談できる安心感がありますが、診察時間や待ち時間で不便なケースも

特に婦人科・産婦人科ではアフターピルの処方目的の患者だけではなく、低用量・中用量ピルの相談、子宮がん検診などの検査、不妊治療、婦人科系疾患の治療、妊婦健診、性病治療など様々な受診理由の患者が受診しているため待ち時間が1時間半~2時間など非常に長くなる場合が多いです。

診察時間も平日昼間の時間帯(平均10:00~18:00など)しかあいていない病院がほとんどで、学校や仕事がある人は受診しずらいこともあるため注意が必要です。

オンライン診療

オンライン診療は電話やビデオ通話を通して医師の診察を受け、処方箋を発行してもらう方法です。

朝や深夜も受診できるクリニックがほとんどで、時間枠で予約をとれるため待ち時間が発生せず、手軽に受診できるのが特徴です。

電話やビデオ通話で診察が受けられるため、職場の休憩時間や、家族に聞かれたくない場合は自宅以外の場所からでも受診できるなどのメリットがあります。

処方されたアフターピルは郵送やバイク便などで配送され、最短当日~翌日に届きます

アフターピルの試験市販を行っている薬局・ドラッグストアにいく

アフターピルは医薬品のため基本的には医師の診察を受けなければ入手できませんが、試験販売をしている一部の薬局・ドラッグストアに行けばアフターピルを購入することができます

試験販売は今後アフターピルを市販化する仕組みを検討するために、厚生労働省の研究調査の一環として情報収集をする目的で行われています

全国の薬局での市販化はまだされていなく、全国数百店舗に限り薬局・ドラッグストアで実施されています

【事前確認必須】薬局・ドラッグストアでアフターピルを購入する際の注意点

薬局・ドラッグストアでアフターピルを購入する際は事前に絶対に確認した方がいい注意点が4つあります

調査研究を目的とした試験販売のため、アンケートや研究への参加同意が必要

公的身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、健康保険証等)が必要

16歳未満は購入できない

16-17歳の人は保護者等の同伴と公的身分証明書が必要

特によく確認したほうがいいのは「アンケートや研究への参加同意」についてです。

薬局・ドラッグストアでのアフターピル試験販売はあくまでも調査・情報収集を目的としているため、アフターピル服用後の体調や妊娠結果に関する情報を提出しなければいけません

試験販売のアフターピルは購入のハードルがかなり高い(抵抗がある方が多い)ため、それぞれの注意点を見て、それでも薬局・ドラッグストアで購入するかを検討したほうが良いでしょう。

調査研究を目的とした試験販売のため、アンケートや研究への参加同意が必要

薬局・ドラッグストアでのアフターピルの購入は、今後の市販化に向けての調査研究の一環です。

そのため、購入時にはアンケートへの回答や研究への参加同意が求められます

同意書に書かれている具体的な参加研究内容は以下です。

事前にアンケートに回答し、薬剤師による面談を受ける

販売が可能と判断された場合、アフターピルをその場(薬局・ドラッグストア)で服用する

服用前後に薬剤師による指導を受ける

服用後(1回目は服用直後、2回目は服用してから3~5週間後)に、アンケートに回答する

服用3週間後に、妊娠の有無を妊娠検査薬か産婦人科受診で確認する

薬局・ドラッグストアで購入すると言っても、普通の商品のようにお金を払って服用して終了というわけではないことがわかります。

薬剤師との事前面談やその場での服用・アンケート・妊娠有無の結果提出を考えると、実は病院での受診よりもハードルが高いのが試験販売です。

上記研究の参加に同意できない場合、アフターピルを販売している薬局・ドラッグストアに行っても購入できないケースがあるため注意しましょう

公的身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、健康保険証等)が必要

購入者の年齢・本人確認のため、公的な身分証明書の提示が必要です。

どの身分証も持っていない場合は購入できないケースがあるため必ず持参しましょう

16歳未満は購入できない

16歳未満の方は、試験販売の薬局・ドラッグストアでアフターピルを購入することはできません

通常16歳未満でもアフターピルを服用することは可能ですが、国が定めた性交同意年齢(16歳以上)を満たしていない方は試験販売では調査の対象となっていないため、薬局・ドラッグストアでの購入ができないのが現状です。

またアフターピルは強い吐き気などの副作用が起きる可能性があるお薬のため、特に16歳未満である場合はきちんと医師の診察・指導を受けて服用することを推奨します

もしあなたが16歳未満で、親や周りにバレたくない・対面で医師に相談するのに抵抗があるという場合はオンライン診療での処方がおすすめです。

オンライン診療であれば身分証の提出なし・診察も電話やビデオ通話で完結するため、周りにバレずに医師の相談のもとアフターピルを飲むことができます

16-17歳の人は保護者等の同伴と公的身分証明書が必要

16歳・17歳の方が薬局・ドラッグストアでアフターピルを購入する際には、以下3つが必要です。

保護者等の同伴

購入者本人(自分)の公的身分証明書

同伴してくれる人の公的身分証明書

自分の身分証を持っていても、親や保護者の身分証がないとアフターピルを購入できないため、必ずどちらも持っていくようにしましょう。

また、親に頼みづらいという理由で保護者以外の大人を連れていく方がいますが、身分証の提出時に関係を聞かれて断られる可能性があるため注意が必要です。

親や周りにバレたくない16歳・17歳の方は薬局・ドラッグストアでアフターピルを購入するよりも対面クリニックやオンライン診療がよいでしょう。

処方箋なしでアフターピルを購入できる薬局・ドラッグストア一覧と購入の流れ

アフターピルを購入できる薬局・ドラッグストアは2025年現在336店舗です。

どの薬局・ドラッグストアに売っているかは厚生労働省が公表している一覧ページから確認することができます

また、試験販売では薬剤師との面談やアンケート参加、その場でのアフターピルの服用など特殊な流れもありますので、事前に購入の流れを確認しておくことがおすすめです。

アフターピルを購入できる薬局・ドラッグストア一覧

アフターピルを購入できる薬局・ドラッグストアは以下リンクから確認することができます

緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業

2025年現在取扱店舗は336あり、都道府県ごとでお近くの店舗を探すことができます

ただし、在庫状況や購入条件は各店舗によって異なる場合があるため事前に電話で確認することが重要です。

【注意点】

調査研究を目的とした試験販売のため、アンケートや研究への参加同意が必要

公的身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、健康保険証等)が必要

16歳未満は購入できない

16-17歳の人は保護者等の同伴と公的身分証明書が必要

薬局・ドラッグストアでの購入の流れ

実際に薬局やドラッグストアでアフターピルを購入する時の流れは以下を参考にしてみてください

①以下リンクからお近くの試験販売実施薬局・ドラッグストアを探す

緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業

②店舗に電話などで在庫状況や購入条件を確認する

③公的身分証明書をもって試験販売を実施している薬局・ドラックストアに行く

※16-17歳の方は保護者同伴と、保護者の身分証明書も必要です。

④薬剤師から試験販売に関する説明を受け、アンケートへの回答や研究参加への同意を行う

⑤薬剤師の指示に従ってアフターピルを購入し、その場で服用する

⑥調査アンケートに回答して帰宅

服用が終わってからは3~5週間後に、調査アンケートに回答する必要があります

また、服用3週間後には妊娠の有無を妊娠検査薬か産婦人科受診で確認します

試験販売のドラッグストア・薬局でアフターピルが買えない場合はオンライン診療がおすすめ

店舗が近くにない場合や、年齢、保護者の同伴が必要などの理由で購入できない場合は、オンライン診療がおすすめです。

対面診療に比べて、時間や場所の制約が少なく、手軽にアフターピルを入手できます

【オンライン診療・試験販売・対面診療の比較】

項目 オンライン診療 試験販売の薬局・ドラッグストア 対面診療
形式 電話・ビデオ通話で医師との診察 対面で薬剤師との診察 対面で医師との診察
平均価格 10,000~15,000円 10,000円前後 15,000円前後
受診時間 24時間・早朝や深夜・日中 店舗の営業時間(9:00~18:30など) クリニックの営業時間(10:00~17:00など)
特徴 比較的安く、いつでも受診が可能。未成年でも受診しやすい。 試験販売(研究調査)に対するアンケート参加が必要。未成年の場合保護者の同伴が必要。 即日受け取りたい場合におすすめ。受診時間を確認する必要あり。

オンライン診療のメリット

オンライン診療には、対面診療や薬局での試験販売購入と比較して多くのメリットがあります

未成年でもバレずに処方してもらえる

費用が比較的安い

早朝や深夜・休憩時間など、いつでも受診できる

電話やビデオ通話越しなので対面診療より心理的負荷が少ない

バイク便利用で最短1時間でアフターピルが届く

72時間用・120時間用のアフターピルをそれぞれを扱っているクリニックが多く、状況に合った処方をしてくれる

安さ、手軽さ、受診のしやすさから最近はオンライン診療でアフターピル、低用量ピルを処方してもらう人が7割です。

費用が比較的安い

オンライン診療クリニックによっては、対面診療よりも診察料やお薬代が比較的安価に設定されている場合があります

オンライン診療のほうが安いことが多い理由としては、クリニックの土地代がかからないため安めの価格で設定できること、厚生労働省がオンライン診療を推進するにあたりオンライン診療の点数が対面診療よりも低く設定されていることがあることが挙げられます

ただし、オンライン診療の費用はクリニックや診療内容、利用するシステム、お薬の配送料などによって異なります。

受診前にしっかりと料金体系を確認することが重要です。

早朝や深夜・休憩時間など、いつでも受診できる

多くのオンライン診療クリニックは、24時間または夜遅くまで対応しているため、ご自身の都合の良い時間に受診できます

24時間受診が可能なオンライン診療クリニックは現在2個です。

エニピル

あしたのクリニック

24時間どこからでも受診が可能なので、学校や仕事に行く前の朝、休憩時間、夜帰ってきてからなど日中に用事がある方も受診がしやすいところが魅力です。

ただし、受診してからどれくらいで自宅にアフターピルが届くかは事前に確認しておきましょう

電話やビデオ通話越しなので対面診療より心理的負荷が少ない

直接顔を合わせる必要がないため、婦人科受診に抵抗がある方でも安心して相談しやすいです。

とくに、避妊に失敗したことや詳細を直接顔を合わせて話すのが恥ずかしい・話しづらいという方におすすめです。

不安な状況の中、落ち着いた環境で受診できるクリニックを選ぶとよいでしょう。

バイク便利用で最短1時間でアフターピルが届く

一部のオンライン診療では、バイク便を利用して最短1時間でアフターピルを配送してくれるクリニックがあります。(対応エリアは要確認)

バイク便を実施しているオンライン診療クリニックは以下3つです。

エニピル

あしたのクリニック

エミシアクリニック

バイク便を行っていて、診察時間が24時間・ピルの値段が安いことを考えるとエニピル・あしたのクリニックがおすすめです。

72時間用・120時間用のアフターピルをそれぞれを扱っているクリニックが多く、状況に合った処方をしてくれる

オンライン診療クリニックは、72時間用と120時間用のアフターピルを両方取り扱っていることが多く、性行為からの経過時間や状況に合わせて適切な種類を処方してもらえます

対面クリニックだとどちらか一種類しか扱っていなかったり、値段が高かった場合の比較が難しいと感じるケースがあります

オンライン診療なら事前にどのピルを扱っているのか・かかる費用はどれくらいかを明確にしておくことができるので、アフターピルを初めて使う人におすすめです。

【24時間受診可能】15,000円以内で即日発送してくれるオンライン診療クリニック

24時間受診ができることに加え、ピル代・診察代も含めて15,000円以内で即日に発送してくれるクリニックをまとめました。

「どのオンライン診療を選べばいいのかわからない」「結局ピル代以外の費用も含めて安いところで受診したい」そんな方は参考にしてみてください

【エニピル・あしたのクリニック比較】

項目 エニピル あしたのクリニック
バイク便取り扱い(最短1時間で到着)
診察時間 24時間 24時間
ピルの値段(税込) 72時間用:10,978円 / 120時間用:10,978円 72時間用:8,800円 / 120時間用:13,750円
システム利用料・診察料(税込) 3,300円 0円
発送料(税込) 550円 1,000円
合計費用 72時間用:14,828円 / 120時間用:14,828円 72時間用:9,800円 / 120時間用:14,750円

オンライン診療の診察の流れ・聞かれること

オンライン診療の一般的な流れは以下の通りです。

クリニックによって詳細は異なります。

①オンライン診療クリニックのウェブサイトやアプリから予約または問診票を送信します。

②医師から電話またはビデオ通話で連絡があり、問診が行われます。

最終月経日、性行為の時期、避妊の状況、既往歴、アレルギーなどが聞かれることが多いです。

③医師が処方を判断し、処方箋が発行されます。

④クレジットカードや後払いで決済を行います。

⑤お薬が郵送またはバイク便で配送されます。

受診しようとしているクリニックで予約をするとどういった流れで診察が進むのか具体的に書いてあることが多いため、手順にそって受診に進みましょう。

よくある質問

アフターピルに関するよくある質問をまとめました。

アフターピルはドラッグストアや薬局で買えますか?

原則として、アフターピルはドラッグストアや薬局で処方箋なしに購入することはできません

ただし、一部の薬局・ドラッグストアでは、厚生労働省の調査研究として試験的に販売されていますが、年齢制限やアンケート協力などの条件があります

アフターピルはマツキヨで買えますか?

2025年現在、アフターピルを扱っているマツモトキヨシは0店舗で、購入することはできません

オンライン診療の受診は親にバレることがありますか?

ご自身のスマートフォンやパソコンで受診し、処方されたお薬もご自宅や指定の場所に配送されるため、親御さんにバレる可能性は低いと考えられます。

※また親の同意が必要なクリニックもあります。

まとめ

アフターピルは、原則として医師の診察・処方が必要な医薬品であり、薬局やドラッグストアで手軽に購入することはできません。

一部地域で行われている試験販売は、年齢制限や研究協力が必要など、利用のハードルが高い場合があります

そのため、手軽かつ迅速にアフターピルを入手したい場合は、オンライン診療がおすすめです。

オンライン診療であれば、未成年の方でも比較的安心して利用でき、時間や場所を選ばずに診察から処方、配送までスムーズに行うことができます

試験販売の薬局が近くにない場合や、購入条件を満たせない場合は、ぜひオンライン診療を検討してみてください

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